ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第16回)

ビジネスホテルでも温泉に入りたい!

2015.06.29 Mon連載バックナンバー

 ビジネスホテルといえば、シングルルームで寝るだけの施設、といったイメージだが、最近は少々様子が違う。無味乾燥とした出張道中にも「癒し」をと、ビジネスホテルでは「大浴場」がブームだ。宿泊者は無料で利用できることもその理由だが、特に天然温泉の大浴場は人気となっている。

 今回は「ビジネスホテルの温泉」に注目してみたい。

 

ビジネスホテル天然温泉の代表格「ドーミーイン」

 温泉旅館や観光ホテルに「温泉」はつきものだ。一方でビジネスホテルに温泉というイメージが強い有名チェーンが「ドーミーイン」である。ドーミーインチェーンの運営会社である共立メンテナンスでは「癒しの湯宿シリーズ」などを運営。公式ホームページは「HOTESPA.net」というくらいに「SPA」がそのコンセプトになっている。

 全国各地に展開されているので利用経験者も多いだろうが、一度利用するとその快適さでファンになるゲストが続出。各施設の大浴場には、その土地にちなんだワードが冠されている。

 筆者が先日利用した秋田では、「中通温泉 こまちの湯 ドーミーイン秋田」、広島ならば「安芸の湯 ドーミーイン広島」など、「ご当地ゆかりのワード」+「湯」というネーミングが用いられている。施設数が多いので、もちろん全施設に天然温泉というわけにはいかないが、対象施設は「天然温泉」「●●温泉」というワードも冠しているので、ウェブサイトで確認の上、ホテル滞在で「温泉」を楽しみたい。

 

サウナ・水風呂の有無もポイント

 大浴場に温泉といえば、「露天風呂」や「サウナ」「水風呂」もセットでなくては、というファンも多い。サウナや水風呂、露天風呂も配されているドーミーインチェーンはさすがといったところ。筆者もサウナや水風呂は必須というタイプだが、ドーミーインチェーンの高温サウナに低めと設定された水風呂はファンにとって嬉しい。

 また、インテリアもセンス良くまとめられており、更に感心するのが清潔に保たれた脱衣場や浴場。安かろう悪かろうではない、しっかりしたメンテナンスに感動する。ドーミーイン以外にもサウナ・水風呂、露天風呂などを併設するビジネスホテル全国各地にあり、目当ての宿泊者も多い。

 

温泉旅館のおもてなし「アパホテル」 や「ルートイン」「スーパーホテル」にも注目!

 アパホテルは全国に展開する代表的ビジネスホテル。全店舗ではないが、大浴場を積極的に導入していることでも知られるチェーンだ。その根底には「ビジネスホテルで温泉旅館のおもてなし」という思いがある。アパホテルの客室に入ると、ベッドの上に折り鶴が置かれているのを記憶されている方もいるかと思われるが、折り鶴にはそんな思いが込められているのだ。

 大浴場を擁するアパホテルの店舗では、センス良くコンパクトにまとめられており、また、サウナや露天風呂を設けた店舗も多く、筆者が同チェーンを選ぶ際に注目するポイントになっている。

 上記の他にも、大浴場を積極展開しているビジネスホテルとして、… 続きを読む

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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