ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第10回)

出張や観光に 成田空港周辺ホテルをお得に使え!

2015.03.27 Fri連載バックナンバー

成田空港周辺のホテルが密かに注目を浴びている!

 近年、格安高速バスやLCC(格安航空会社)に代表される低廉で簡便な移動手段が増えた。料金が格安な分、割り切られたサービスではあるが、実際利用してみると若者のグループや女性のひとり旅であろうと思われる利用者が目立つ。

 従来のフルサービス型の航空会社を利用していた顧客が、LCCを利用するようになったケースはもちろんあるだろう。しかし、これまで飛行機を気軽に利用できなかった新たな顧客層を開拓した側面は大きい。低廉な移動手段に呼応するかのように、カプセルホテルやゲストハウスといった低廉な料金体系の宿泊施設が増加、オシャレで清潔感ある秀逸なコンセプトを特徴とし人気を博している。

 一方のシティホテルやビジネスホテルも、これら顧客層のために利用しやすいプランや料金体系を実現する施設が増えている。その傾向が顕著なのが成田空港周辺のホテルだ。

 リミテッドサービスのLCCは、手荷物の制限や座席間隔などさまざまな点でフルサービスキャリアと差違はあるが、東京から出発する利用者にとってその最たるものは「成田」の利用であろう。もちろん羽田空港に発着するLCCもあるが、特に国内線LCC利用者にとって「成田」は馴染み深い空港になりつつある。国際線では羽田空港の拡充はみられるものの、成田空港の利用は未だ一般的である。

 そこで今回は、成田空港周辺ホテルの紹介と利用術についてみていきたい。直行バスの低料金化やスカイライナーの速達性など、成田空港へのアクセスは進化しているが、成田空港周辺の充実したホテル群は、予約方法や旅の前後泊といった利用手段によっては、旅の一助に資するケースも多い。

 

シティホテルが充実。ビジネスホテルは客室面積に余裕アリ

 成田空港周辺ホテルにとっての上顧客は「航空会社のクルー」である。特にシティホテルでその傾向は顕著だ。「ホテル日航成田」、「ANAクラウンプラザホテル成田」など、航空会社名を冠したホテルもあるし、「ヒルトン成田」や「ラディソンホテル成田」など、ワンランク上の外資系チェーンのホテルでは外国人クルーを多くみかける。

 いずれのホテルも、客室のクォリティや館内の充実した施設など、快適な滞在を約束する。たとえば、ラディソンホテル成田にあっては、東京ドームの2.5倍もある広大な敷地や庭園をロケーションとする屋内外プールも完備し、もはやリゾートホテルともいえる内容。外資系航空会社クルーの常宿とあって館内は外国人ゲストで溢れ、海外のリゾートホテルにいる気分にもなれる。

 また、シティホテルクラスの施設にして、低廉な料金体系を実現しているホテルとして、「マロウドインターナショナルホテル成田」や「インターナショナルガーデンホテル成田」があり、お得感あるステイが楽しめる。

 たとえば、マロウドインターナショナルホテル成田では、高層階滑走路側の客室を確約する「ランウェイビュープラン」など、その立地や特色を生かしたプランを提供しているし、インターナショナルガーデンホテルでは、レストランでお得なイタリアンブッフェディナーも楽しめる。

 一方のビジネスホテルでも成田空港周辺では特徴がある。特に客室面積だ。… 続きを読む

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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