ホテル評論家・瀧澤信秋の「出張するならこのホテル!」(第1回)

明日への英気を養う!お風呂のこだわりが凄いホテル

2014.11.05 Wed連載バックナンバー

 出張や観光などさまざまなシーンでホテルは利用されるが、旅のスタイルは多様化し、それに合わせるように近年ホテルも急激に進化している。

 ホテルといえば、旧来から「シティホテル」「ビジネスホテル」という表現が用いられてきた。客室の他にレストラン、宴会場、ジムなど複合的な施設を有するホテルをシティホテル、もっぱら寝るための狭いシングルルームの客室が多くを占めるのがビジネスホテルというわけだ。ところが、近年そんな区分に当てはまらないホテルが増えてきた。

 筆者は現在、「2014年365日365ホテル旅」と題し、日々異なるさまざまなホテルへのチェックインをし続けているが、これはすごい!というホテルに出会うことも多い。ビジネスホテルにしては広い客室だったり、小洒落たレストランやバーが併設されていたり。逆に、シティホテルにしてはドアマンもベルボーイもおらず、サービスが割り切られた分格安料金というケースもある。旅のスタイルが広がるにつれ、ホテルの選択肢も広がっているのだ。

 本連載では、そんな多様化するホテルの中から、「ここはスゴイ!」というものを選び、数軒紹介する。出張や旅行の役に立てていただければ幸いである。

 初回は「このお風呂がスゴイ!」というホテル3軒をチョイスした。ホテルは旅の疲れを癒し明日への英気を養う空間。広かろうが狭かろうが、ホテルの客室はくつろぎのプライベート空間であることは間違いない。今回は癒しに大切な「お風呂」に注目、利用者目線の進化系ホテルを紹介したい。

 

ホテルフォルツァ博多(福岡県福岡市・博多駅 徒歩1分)

 まずは、九州で展開するホテルフォルツァチェーンから、「ホテルフォルツァ博多」に注目したい。全国展開する低廉なビジネスホテルチェーンとは一線を画した「ワンランク上のビジネスホテル」だ。博多、大分、長崎に展開し、運営会社はデラックスホテルも手がけているだけあり、快適さは折り紙付き。

 最近は、無料の大浴場を備えたビジネスホテルも流行っているが、同ホテルでは敢えて大浴場は設けず、客室の快適性を重視、もちろん浴室にも気を配っている。

 まず浴室の広さ、明るさに驚かされる。ビジネスホテル=狭いユニットバスというイメージを完全に覆す。角形の洗面台もスタイリッシュでオシャレだ。バスタブは脚を伸ばしても余裕のあるサイズで、高級シティホテルで見られるタイプ。客室によっては多機能シャワーパネルも装備し、浴室への気遣いを感じられるホテルである。

 

ルネッサンスサッポロホテル(北海道札幌市・菊水駅 徒歩9分)

 ホテルの実勢料金は大きな繁閑差がある。特に地方都市で時期を選べば、格安な料金で利用できるデラックスホテルが増えてきた。… 続きを読む

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瀧澤 信秋

瀧澤 信秋

ホテル評論家、旅行作家

All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会正会員。利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また旅行作家として旅のエッセイなども多数発表、ファンも多い。2014年は365日異なるホテルにチェックインし続ける「365日365ホテル」を実践中。

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