自分のリーダーシップスタイルを知っていますか?(第2回)

組織を壊す「トキシックリーダー」にならないために

2014.08.29 Fri連載バックナンバー

 皆さん、こんにちは。富士ゼロックス総合教育研究所でお客さまのリーダー育成や組織変革のご支援をしています山本実です。前回は、リーダーシップの源泉から自分のリーダーシップスタイルを探る自己理解テスト、HOGAN ASSESSMENT(ホーガン・アセスメント)についてご紹介しました。

 2回目の今回はホーガンアセスメントシステムズ社によるリーダーシップについての講演を抜粋して、その概略をご紹介します。前回に続き、ご自身のリーダーシップスタイルを考える際の一助になれば幸いです。

 

こんなリーダーは嫌だ! トキシックリーダーシップにご注意

 「Toxic Leadership ~こんなリーダーは嫌だ~」という衝撃的なタイトルの講演が、先月弊社主催のイベントで行われました。HOGAN ASSESSMENTのローンチ記念イベント「ビジネスリーダーの育成と発掘を考える ~リーダーシップの源泉からのアプローチ~」の1つのセッションで、スピーカーは米ホーガンアセスメントシステムズ社 グローバル アライアンス コンサルタントのマイケル・サンガ―氏(Michael Sanger)(PDF)です。

 タイトルの「Toxic Leadership」は、直訳すると「毒のあるリーダーシップ」ですが、転じて「組織を破壊するリーダーシップ」の意味を持ちます。こうしたネガティブな題材の講演は珍しいと思いましたが、そういえばこれまで自分が参加したリーダーシップセミナーで盛り上がったのは、「“良い”リーダーと“嫌な”リーダーの特徴をあげてください」というグループワークで 、“嫌な”リーダーの特徴を挙げたときだったことを思い出しました。

 その時は、「口だけで、行動がともなわない」、「上層しかみていない」、「器が小さい」、「人によって態度が変わる」、「感情の起伏が激しい」、「仕事の話しかしない」、「フォローがない」など、次から次と“嫌な”リーダー像が浮かび上がってきては共感したり、そんなリーダーが実際にいるのだと驚嘆しながらグループワークした経験があります。それだけ、「こんなリーダーにはなりたくない」という反面教師がどこの組織にもいるということかもしれません。

 講演では“嫌な”リーダーにならないために、自分のリーダーシップスタイルを振り返るうえでの示唆がありました。その講演内容を抜粋してご紹介します。

 

自分と他者への関心から見たリーダーシップスタイル

 本講演では、リーダーシップのスタイルを2つの軸で分けて考えます。1つは「自分自身への関心」、もう1つは「他者への関心」です。

 自分よりも他者に関心があるか、他者より自分に関心があるか。それとも他者にも自分にも関心があるか、もしくは双方ともに関心がないか。自分自身の周囲への影響の及ぼし方、意志決定の仕方、フィードバックの仕方で、それぞれ以下の4つのリーダーシップスタイルを説明しています。… 続きを読む

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山本 実

山本 実

株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 研究開発コンサルティング部 開発グループ

IT系シンクタンクでの業務改革コンサルティングを経て、2001年より、富士ゼロックス総合教育研究所にて、人材開発のコンサルティングを中心に、人材育成やキャリア開発の仕組み作り、その運用・定着支援に従事。また、戦略の実行力を高める組織開発プログラムや、グローバルパートナー(米国)のリーダーシッププログラムを開発。現在、ファシリテータをしながら変革リーダーの育成ソリューションの展開を推進している。

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