旬の資格を取得して明るい将来を手に入れる!(第5回)

毎年20万人が受験する「宅建」、人気の理由とは

2014.10.17 Fri連載バックナンバー

 毎年20万人を超える人々が受験する、不動産業界で必須と言われる資格が「宅地建物取引主任者(宅建)」です。不動産業以外にも住宅ローンを提供する金融機関勤務の人、マイホーム購入の相談を数多く受けるファイナンシャルプランナー、就職活動を控えた大学生など、さまざまな業界・立場の人々に注目される資格です。

 しかし、なぜ宅建はここまで人気なのでしょうか? 今回は常に注目を集める資格、宅建について取り上げます。

 

宅地建物取引主任者とは?

 宅建を取得することで、何ができるようになるのでしょうか。それは、マイホームの購入を考える人や賃貸物件を探している人にとって、物件購入の判断基準のひとつとなる「重要事項」の説明を行い、重要事項説明書への記名・押印を行って説明の内容に責任を持つことです。ここでいう「重要事項」とは、その土地建物が建築基準法や都市計画法でどのような制限を受けるのか、電気・ガス・水道などのインフラの整備状況はどうか、耐震診断の内容はどうか、などです。

 また、契約内容の確認を行い、契約書への記名・押印を行うこともできます。これらは宅建の資格を持っている人だけができる独占業務です。

 宅建が他の資格と比べ特徴的な点は、企業側からのニーズが常にあるところです。宅地建物取引業法第15条 第1項において「宅地建物取引業者は、その事務所その他国土交通省令で定める場所ごとに、事務所等の規模、業務内容等を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の取引主任者を置かなければならない」と定められています。

 宅建の特徴としてはさらに、幅広い業界から資格取得者が出ている点もあります。一般財団法人不動産適正取引推進機構が発表した「平成25年度宅地建物取引主任者資格試験実施結果の概要」によると、合格者の職業別構成比は次の通りです。

・不動産業33.1%
・金融関係 7.6%
・建設関係10.3%
・他業種23.2%
・学生10.6%
・主婦 4.3%
・その他10.9%

 このことから、不動産仲介業だけではなく、幅広い業界で宅建資格が注目されていることが分かります。たとえば金融業界に勤務する人が宅建を取得した場合、不動産を担保とした貸付を行う際の担保査定業務や抵当権設定業務、住宅ローンを提供する際に顧客の相談に乗るなどの場面で、宅建資格と知識を活かす機会があります。

 

宅建試験が人気の理由

 毎年20万人前後人が受験する宅建試験ですが、なぜこれほど人気なのでしょうか? 上記のように企業側からのニーズが常にある点もありますが、人気の理由は別のところにあると、業界ではいわれています。… 続きを読む

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河野 富有/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

河野 富有/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

大阪市立大学大学院理学研究科修了(学位:修士(理学))。2014年10月現在、放送大学選科履修生。危険物取扱者、医療情報技師、メンタルヘルスマネジメント検定(II種)をはじめ10以上の資格を保有。

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