労働環境は企業イメージに直結する

牛丼「すき家」に学ぶ、労働環境改善の秘訣とは

2017.04.01 Sat連載バックナンバー

 労働環境の改善は、多くの企業にとって重要な課題の一つです。労働環境が悪化すれば、従業員の定着率が低下するだけでなく、優秀な人材も組織から離れていってしまうリスクがあります。

 では労働環境を改善するには、どのような要素が重要になるのでしょうか。今回は労働環境の改善に成功した事例として、牛丼チェーン店「すき家」を参考に、その方法を紹介します。

 

労働環境が悪ければ企業イメージの低下につながる

 2014年、「すき家」のワンオペ問題(深夜時間帯の一人勤務)が注目を集めました。ワンオペにより法定休憩が確保できず、過酷な労働環境に置かれている従業員の実情が多くのメディアで取り上げられたのです。SNSでは「すき家」に関するネガティブな発言が溢れ、最終的にはさまざまなメディアが問題を取り上げる結果となりました。

 このような騒動を一度でも起こしてしまえば、多くの人に「あの会社は過酷な労働を強いている」というマイナスの印象が残ってしまいます。一度失墜した企業イメージの回復は容易ではありません。企業イメージの低下は、売上げの低下を招くリスクもあります。

 

すき家はどうやって労働環境を改善したのか

 しかし、すき家はその後、積極的な労働環境の改善に取り組み、現在では当時とは全く違う労働環境を実現しています。ではすき家はどのような改善に取り組んだのでしょうか。

 すき家の親会社であるゼンショーホールディングスのホームページには、「職場環境の取り組み」というコンテンツが公開されています。そこには、以下のような文言があります。

 ”誰もが働きやすい職場へ”

 短いフレーズではありますが、この言葉に労働環境改善のヒントがあります。かつて、労働環境の悪さが指摘されていたすき家ですが、従業員の生活向上を考えた取り組みを始めたことで、労働環境が改善されています。

 注目すべき施策の一つは… 続きを読む

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高槻 雫

高槻 雫

フリーライター

兵庫県在住のフリーライター。人材派遣会社の営業担当として様々な採用現場に携わった経験を元に、ビジネス心理学や採用に関するコラムを執筆している。特にITや医療、介護分野に精通している。平成28年、情報セキュリティマネジメント試験合格。趣味は楽器演奏と温泉巡り。

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