“サボりマニュアル”に見る、ダメな会社あるある(第4回)

飲み会は仕事の効率を高めるために必要である

2017.08.25 Fri連載バックナンバー

 会社でしばしば飲み会やレクリエーションが行われます。和気あいあいとして楽しいのは確かですが、“無駄ではないか”という否定的な意見もあります。「仲良しクラブじゃないのだから、飲み会やレクリエーションはしない」という会社も存在するほどです。

 ですが、第二次世界大戦中のアメリカの情報機関「OSS(戦略情報局、CIAの前身組織)」が作った、敵の組織を内部から崩壊するための「スパイマニュアル(サボタージュ・マニュアル、以下「サボりマニュアル」)」には、「同僚・部下・上司に対する普段の接し方を悪くすることで組織の生産性を下げる」という内容があります。

 今回は、社内の人間関係が、どこまで組織の生産性に関係しているかを解説していきます。

 

賃金や休憩時間よりも仕事の効率を高めるものがある

 前述のサボりマニュアルによると、組織を内側から破壊する行為として「不要な質問をして上司を困らせる」「できるだけ怒りっぽくまわりと接する」という内容があります。

 一見、仕事の作業効率そのものと人間関係はそれほど関係なさそうに思えるかもしれません。ですが、そのことを解明したホーソン実験(1924年)という有名な実験があります。

 ホーソン実験では、作業効率を上げる要因を調べるために、ある電気会社の工場での大規模な調査が行われました。照明の明るさ、休憩時間、賃金などを調整して、作業効率がどこまで上がるかを試すというものです。

 しかし実験の結果、… 続きを読む

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景山 悟

景山 悟

経済ライター

起業、経営プロジェクト管理、技術経営などについて執筆活動、講義活動を展開中。

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