“サボりマニュアル”に見る、ダメな会社あるある(第2回)

こんな管理職のいる企業は部下も組織もダメになる

2017.02.21 Tue連載バックナンバー

 第二次世界大戦中、アメリカの情報機関CIAの前身組織であるOSS(戦略情報局/Office Strategic Service)は、敵組織に侵入し、生産性とやる気を低下させる、あるスパイ工作マニュアルを作成しました。それが、「サボタージュマニュアル」(Simple Sabotage Field Manual、以下「サボりマニュアル」)です。

 このサボりマニュアルに記載されていることが、現在も自社でまかり通っているのであれば、会社の未来は危ないかもしれません。一方で、サボりマニュアルに記されていることをしなければ、会社の生産性は向上できるでしょう。

 第1回は、「ダメ会議」によって生産性を低下させて、組織を内部崩壊に導く方法を紹介しましたが、第2回では、スパイが「ダメ管理職」となり、組織と部下のやる気を失わせるための心得を紹介します。

 

部下を腐らす「ダメ管理職」になる14カ条

 サボりマニュアルには、“組織を壊す”管理職になるための方法が、14カ条にわたって紹介されています。戦時中は多くの企業が戦争に協力し、物資の供給や武器の製造などを行っていたため、こうした生産活動を行う敵組織や企業に入り込み、“ダメ管理職”として振る舞うことで、組織を内部から崩壊することができるわけです。

 少し長くなりますが、その14カ条を見てみましょう。

第1条: 文面による指示を要求せよ。

第2条: 指示を「誤解」せよ。その指示をめぐって、きりのない質問を投げかけよ。あるいは、長ったらしい返信を送れ。可能なら、その指示に難癖をつけよ。

第3条: 指示されたものの遂行を遅らせるために、ありとあらゆることをせよ。発注されたものが部分的にはできあがっていようとも、すべてができあがるまで納品するな。

第4条: 作業に必要な材料や消耗品は、在庫が底をつくまで、補充をかけるな。欠品してから補充するとなれば、少しの間が生じるので、作業は中断することになるであろう。

第5条: 入手困難な、高品質のものを発注せよ。入手できないのであれば、… 続きを読む

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景山 悟

景山 悟

経済ライター

起業、経営プロジェクト管理、技術経営などについて執筆活動、講義活動を展開中。

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