待機児童解決のための一手となるか!?

「事業所内保育所」が果たす役割とは

2016.11.25 Fri連載バックナンバー

 待機児童が大きな社会問題となっている今、企業の事業所内に保育所を開設し、その問題解決の一助としようという動きが活発になっています。ピジョングループで子育て支援事業を展開するピジョンハーツは、認可保育園の運営のほか、企業や病院内に開設している保育所の運営にも注力しています。同社の取り組みや保育を取り巻く環境、さらには同社が運営するNTTデータの事業所内保育所の事例紹介を通じ、企業が保育所を開設する意義や課題を考えます。

 

一人ひとりの成長に寄り添った保育を提供する

 哺乳びんなどの育児用品メーカーとして広く知られるピジョン株式会社を核に、日本の育児を支え続けているピジョングループ。「愛」を企業理念に掲げる同グループ内にあって、保育園運営、イベント保育サービス、幼児教育などの子育て支援事業を展開している企業がピジョンハーツ株式会社です。同社は1999年に設立され、認可保育園・東京都認証保育所、企業や病院内の事業所内保育所の運営など子育てをサポートする事業を幅広く手がけています。

 運営本部長と保育施設運営部チーフマネージャーを兼務している永塚哲也氏は、同社の保育理念や保育士の教育・研修における考え方を紹介します。

 「当社の保育理念は『育つ力を育てる』というものです。子どもは一人ひとり成長のスピードや過程が違います。その成長の度合いを見ながら、一人ひとりに寄り添いながら保育を行っていくのが我々のポリシーであり、それが強みであると思っています。

 そのためには、保育士の質を向上させることが不可欠ですので、教育や研修には特に力を入れています。当社の研修システムは『意識・知識・組織』の『3しき』を謳っていて、保育に関する実務的なスキルはもちろん、会社の組織や考え方、一般常識までを広く学んでもらいます」

 同社では階層別の充実した研修システムが組まれており、契約社員以上の全職員に実施する年1回の研修のほか、リーダー階層研修、アルバイトまでを対象とした研修など、多様な研修プログラムが運用されているといいます。

 保育施設運営部でスーパーバイザーを務める大原真喜子氏は、保育の現場経験を交えてさらにコメントを加えます。… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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