企業がワークスタイルを多様化する狙い

ヤフーの「週休3日制」にはどんな効果があるのか?

2016.11.08 Tue連載バックナンバー

 9月27日に、IT大手のヤフー株式会社は、週休3日制の導入を検討していると発表しました。その目的は、ITを活用する事で柔軟なワークスタイルを実現して社員の生産性を高め、より人間ならではの創造性が高い仕事ができるような環境作りを目指すことにあるとしています。

ヤフーでは週休3日以外にも、さまざまな働き方を従業員に提供しています。わざわざ企業が多様な働き方を講じることは、企業側にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

週休3日制、新幹線通勤OK……働き方が多様化

 ヤフーが検討している週休3日制は、現在の土日以外に好きな1日を選んで休めるという方式になる見込みです。同社の全従業員に当たる約5,800人が対象です。導入時期については明確に決まっておらず、“1~2年以内”としています。

 休日を増やす狙いとしては、ITやAI(人工知能)を活用することで生産性を高め、社員はより創造性の高い人間ならではの仕事をすることを目指すとしています。

週休3日制について、現時点で公表されている情報はこの程度です。しかし同社では、このほかにも新しい働き方の模索をしています。

 たとえばオフィスです。週休3日制の導入は、同社の新オフィス(東京都千代田区紀尾井町)見学会において発表されましたが、この新オフィス内の机は、敢えて社員が移動する際にぶつかりやすいようにレイアウトされています。これは社員同士が、ネットワーク越しではない生の意思疎通を活発にするためだとしています。

 この新オフィスへの移転と同時に、新幹線通勤と自転車通勤も解禁されます。

 新幹線通勤の制度は、在来線などの交通機関で片道… 続きを読む

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地蔵 重樹

地蔵 重樹

フリーライター

ニュースサイトやオウンドメディアなどのWebコンテンツや、書籍のライティングを行う。著書に『〈アウトライン記述法〉でA4一枚の文書がサクサクつくれる本』(日本実業出版社)などがある。

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