企業のための「強み革命」(第3回)

優れたリーダーの真似をしてはいけない理由

2016.06.10 Fri連載バックナンバー

 会社組織としての「強み」を活かすためには、その組織のトップに立つリーダーの在り方が重要になる。そのため多くの企業では、リーダーに与えられた任期の後に結果が問われる。活躍したリーダーは更に上のポジションが用意されるが、芳しくなかった場合はリーダーのポジションを追われ、そこにはまた新たなリーダーが迎えられる。

 求められた結果が出せなければ、リーダーは組織の頂点に立ち続けることはできない。過酷な使命を背負ったリーダーは、結果を出すために、どのように仕事をしていけば良いのだろうか?

 そのヒントとなるのが、2013年に発売されたビジネス書『さあ、リーダーの才能に目覚めよう ストレングスリーダーシップ』(日本経済新聞出版社刊、トム・ラス著、バリー・コンチー著)である。今回は本書を元に、強みを活かしたチームを成功に導くリーダーシップについて考えてみることにしよう。

 

成功したリーダーの真似をしても同じ結果は得られない

 組織は成長し、発展することが宿命づけられており、常に新陳代謝が行われる。企業においては人事異動という形で、トップリーダーのみならず、中間管理職やプロジェクトリーダーにも、リーダーの役割が受け継がれていく。

 中でも、優れたリーダー、高い業績を残したリーダーの後を継ぐのは、大変なプレッシャーである。前任者との比較という周囲の目を過度に気にしすぎると、かえって上手くリーダーシップを発揮することができず、組織は弱体化していく。

 実はこのような失敗には、リーダーシップに関わる極めて重要な真理が潜んでいる。それは、「最高のリーダーの真似をしても、最高の結果を導き出すことはできない」という法則だ。

 なぜ、成功したリーダーの真似をしても、同様の最高の結果を得ることができないのだろうか。このことを理解するためには、まず… 続きを読む

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峯 英一郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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ライター・キャリア&ITコンサルタント

IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行なう。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。
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