昨季の広島東洋カープに学ぶ勝てる組織 勝てない組織

黒田加入もBクラス、広島東洋カープ低迷の理由とは

2016.02.09 Tue連載バックナンバー

 2015年のプロ野球開幕前、優勝候補に推す解説者がいたにも関わらず、広島東洋カープは3年振りの4位に沈んだ。

 黒田博樹の復帰など、好材料の多かったカープに何が起きたのだろうか。

 

開幕前の期待と不安 ~充実の先発陣と不安の残った救援陣~

 2月1日、2016年のプロ野球のスタートとなるキャンプが始まった。

 昨年のこの時期、カープには明るい話題が多かった。

 前年の新語・流行語大賞で「カープ女子」がトップ10にランクインして人気は全国規模になり、かつてのエース・黒田がメジャーの大型契約を断って8年振りに復帰し、「男気」と話題になった。

 黒田効果もあり、球団創設以降初めて指定前売り券が完売した。昨年からの日程変更によってカープとの交流戦を地元開催できないパ・リーグ球団関係者を嘆かせた。

 エース・前田健太、新人王・大瀬良大地、実績のある野村祐輔、新戦力の左腕・K.ジョンソンに、黒田が加わった先発陣は、12球団最強と呼ぶ解説者もいた。

 充実の先発陣の一方で、前年フルに活躍した中継ぎの中田廉を故障で欠く救援陣を危ぶむ声もあったが、1991年以来の優勝へと期待は高まっていた。

 

予期しなかった中心打者の離脱と不振 ~キクマルコンビを襲った呪縛~

 ほころびの発端は開幕前に起きた。

 前年の本塁打王・B.エルドレッドが… 続きを読む

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結城 数馬

結城 数馬

フリーライター

歴史・文学からビジネス、スポーツ等、幅広い分野において執筆を行う。共著に『武田勝頼の滅亡は武田信玄の残したリソースを有効活用できなかったことに尽きる』『IT・ベンチャー企業の組織作りは豊臣政権崩壊に学べ』『新約 真田幸村』『信長のおばさん』等(全て、まんがびと刊)がある。

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