こんなときは上司としてどうする?ケーススタディ(第4回)

反抗心むき出しの部下にはどう対応するか?

2016.01.22 Fri連載バックナンバー

 自分が部下を率いる立場になった場合には、さまざまなタイプの部下と付き合っていかなければなりません。優秀な部下ばかりではなく、中には扱いにくいタイプの部下とも上手くやっていかなければならないことも多々あります。そのような部下が現れた場合に備え、ケーススタディで対応を学んでおくことは非常に意味があります。

 部下のタイプはさまざまあり、第1回では、「注意しても働かない部下」、第2回では、「アドバイスをしても聞かない部下」、第3回目では、「直ぐに落ち込む部下」について考えました。今回の第4回目は「反抗心むき出しの部下」にどう対応するかについて、考えてみましょう。

 

なぜ部下から反抗的な態度をとられてしまうのか

 上司であれば、自分の命令に素直に従い、上司の意図を汲みとって仕事をしてくれる部下はたいへんありがたい存在です。とはいえ、実際はそんなスキルフルな部下に恵まれることは稀で、命令を平気で無視する部下や、意図を曲解して余計な行動をとってしまう部下に囲まれてしまうのが悲しい現実です。

 そんな部下の中で特に厄介なのが、指示に対し反抗的な態度を取る部下です。たとえば、「なんで私がそんなことするんですか!」「そんなの意味がありません!」といったように、感情的な態度で食ってかかてくるようなタイプです。このような反抗的な態度を見せられてしまうと、この部下との間に建設的な関係を構築することは難しいです。

 なぜ部下は、上司に対し反抗心を持ってしまうのでしょうか? その理由としては、部下が上司に対し尊敬の念を持っていないことが原因と考えられます。

 「なぜ尊敬されていないのか?」この点は部下と関係を改善する上で非常に重要な点です。原因としては、以下の3つの例が挙げられます。

1. 部下は「上司」という存在自体を毛嫌いしており、反抗心を示す場合
2. 部下は上司との個人的な関係で尊敬の念を失っており、反抗心を示す場合
3. 部下は上司の能力を認めておらず、反抗心を示す場合

 いずれの場合でも、上司と部下の間の信頼関係の欠如が原因です。まずは信頼関係を改善し、構築することが重要です。

 考えられる対策としては、まずはきちんと話し合うことです。どんなに部下が嫌がっても、会社という組織を成り立たせるためには、上司・部下という上下関係を保つことは必要不可欠です。上司・部下という役割を演じる必要があることを説明しましょう。

 しかし、これはあくまで”建て前”に過ぎません。「役割を演じる必要があるから反抗せずに従え」と言うことは論理面では正しいですが、部下の感情面から考えれば「そうは言っても……」というのが正直な意見です。論理面ではわかっても、感情面で納得していないので、その結果、反抗心をむき出す行動をとるワケです。

 感情面でもしっかり納得させることができれば、自ずと信頼関係は築かれていき、関係は改善していくでしょう。

 それでは、どのような方法をとれば感情面でのわだかまりが無くせるのでしょうか。前述の3つの例を元に考えてみましょう。

 

「上司」というポジション自体を嫌っている部下は結構いる… 続きを読む

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村上 哲也

村上 哲也

コンサルタント兼ライター

ゼロベースでのコンサルタントには定評があり、担当する顧客とは「戦略」から始め「戦術」まで実行させる本格派。2013年より本業の合間にライター業務も行っており、コンサルタント関係に留まらない幅広い記事の記載を行っている。http://midorinooka2014.wix.com/business-consulta-jp

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