こんなときは上司としてどうする?ケーススタディ(第15回)

自分のミスを隠そうとする部下をどう指導するか

2016.07.01 Fri連載バックナンバー

「報・連・相」が大事とは言うけれど……

 「報・連・相」(報告、連絡、相談)は、ビジネスシーンにおいて、上司と部下で意識を共有するための重要なキーワードです。上司にとって、報・連・相を行う部下は、たとえそれが失敗の報告だとしても、現状が正しく認識できるという点で、貴重な存在といえるでしょう。

 その一方で、報・連・相をせず、ミスを隠してしまうような部下も存在してしまいます。「あの件、放置したままにしていたけど、黙っておこう……」「支払う金額を間違えたけど、あとでなんとかしよう……」と気付いておきながら、上司に報告すべきことを報告せず、同僚にさえミスしたことを告げずに働き続けてしまうのです。

 ミスというものは、人間である以上必ず発生してしまうものです。そのミスをフォローするために、企業はお互いがフォローできるチーム体制を作っています。ですが、ミスが隠されたままだと、上司が問題に気付いた時には、対応不可能な状態になっている場合があります。早めに相談できていれば、チームの力をフルに使って、ミスが挽回できたかもしれません。

 自分のミスを隠そうとする部下は、会社組織を機能不全にし、自社のビジネスに大きな痛手を与えてしまう恐れがあります。もし報告を怠りがちな従業員が部下にいる場合は、早急に手を打つ必要があります。

 

怒るよりも先に、どう解決するかを部下に提示しよう

 もちろん部下も、単純にミスを隠したくて隠しているわけではありません。できれば報告しておく方が部下側にとっても幸せなはずです。なのに報告をしないということは、その裏に何か理由があるのです。

 たとえば「ミスを報告すると上司に怒られてしまう」というのも、理由のひとつです。とくに、… 続きを読む

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村上 哲也

村上 哲也

コンサルタント兼ライター

ゼロベースでのコンサルタントには定評があり、担当する顧客とは「戦略」から始め「戦術」まで実行させる本格派。2013年より本業の合間にライター業務も行っており、コンサルタント関係に留まらない幅広い記事の記載を行っている。http://midorinooka2014.wix.com/business-consulta-jp

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