こんなときは上司としてどうする?ケーススタディ(第11回)

指示どおりの仕事をしてくれない部下をどうするか?

2016.05.08 Sun連載バックナンバー

部下が作ったレポートの低レベルさに愕然

 会社における仕事は、基本的には上司から指示を受け、それを理解し咀嚼したうえで自発的に行うという、受動性と能動性を掛けあわせた体裁で行われることが基本です。そのため、上司からの指示に対し、期待以上の仕事をする部下というのも存在します。

 しかしながら、依頼内容と全く違うことをする、困った部下も一定数います。たとえば部下に「会議に使うため、○○に関するレポートを作っておいて」と依頼したものの、仕上がってきた内容は、求めているレベルにはまったく至っておらず、結局自分が書き直す羽目になってしまった、という経験をした人もいるでしょう。

 さらにひどいケースでは、そのことを部下に指摘し「次からはしないように!」と依頼しても、まったくその甲斐なく、次回もレベルの低いレポートが出来上がってきてしまう、という経験をした人もいるかもしれません。

 笑い話で済めば良いのですが、仕事でやっている以上、労働時間という足かせは常につきまといます。その部下に再度指示を出したり、やり直しのために指導する時間は、チーム全体の生産性を蝕んでいきます。

 もしも、会社の命運をかけたプロジェクトにおいてこのような事態を招き、結果として納期通りに商品を納めることが出来なかったら、その会社は取引先からの信用を失います。オーバーかもしれませんが、最悪の場合には倒産してしまうこともあり得ます。

 このような、依頼したこととはまったく別のことをやってしまう部下に対しては、どのように対処すれば良いのでしょうか?

 

何のためにその仕事をするのか、最終到達点を共有しよう

 ここで重要なのが、冒頭で述べた、会社における仕事の流れを再確認することです。会社における仕事は、(1)上司からの指示ではじまり、(2)その指示を部下が理解し、仕事へ取り組む、という順番で進みます。

 そのため、まず最初に気をつけるべきなのが、… 続きを読む

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村上 哲也

村上 哲也

コンサルタント兼ライター

ゼロベースでのコンサルタントには定評があり、担当する顧客とは「戦略」から始め「戦術」まで実行させる本格派。2013年より本業の合間にライター業務も行っており、コンサルタント関係に留まらない幅広い記事の記載を行っている。http://midorinooka2014.wix.com/business-consulta-jp

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