こんなときは上司としてどうする?ケーススタディ(第10回)

協調性がない部下をどうチームに溶けこませるか

2016.04.27 Wed連載バックナンバー

 上司である以上、さまざまなタイプの部下と付き合っていく必要があります。たとえば内向的だったり、外交的だったりとさまざまです。どちらが好ましいとは一概には言えませんが、その特性が過剰に出て、普段の仕事に悪影響が出てしまう部下には、早めに対処した方が良いでしょう。

 今回は「協調性がない部下にはどう対応するか」について考えてみましょう。

 

プロジェクトが大きくなるほど、協調性のなさが致命的になる

 「協調」とは、人間が互いに協力しあうという意味です。なので、ビジネスの場面における「協調性」とは、“他人と協力し合うスキルを持っている”ということになります。

 ビジネスシーンには、同僚や上司、クライアントという“他人”が常に存在するため、すべてのビジネスパーソンが何かしらの協調性を持っているのは間違いありません。しかし、人それぞれに協調性のレベルは違います。そのため、「あの人は他人と連携するのがうまい」「あの人はメンバーが困っていたら必ず手を差し伸べてくれる」イコール協調性がある、「あの人は一人で仕事をしたがる」「あの人はメンバーにトラブルが置きても知らん顔をしている」イコール協調性がない、ということがよく言われます。

 もちろん、ビジネスは協調性のある/ないで語れるものではありません。たとえば、研究職や専門職の場合は、黙々と一人で仕事をこなす人の方が向いているでしょう。協調性を取りながら集団行動を行うよりも、一人でどんどん先へ進んでいくスペシャリストタイプが求められる職種ももちろんあります。

 しかし、たとえば複数の部署が横断した大プロジェクトなど、チームが一丸となって取り組む仕事だったり、他人と接点が多い仕事の場合は、協調性のなさは足かせとなります。他のチームメイトと協力して仕事を進められないことで、他の業務の連携ができない、その本人しかできない仕事が存在して業務が共有できない、問題を一人で抱えてしまい、取り返しのつかない事態に陥る恐れがあります。こうなると、本人が成果を上げられないのはもちろん、会社にとっても大きな損害に繋がる可能性があります。

 

内向的な性格の社員をどう溶けこませるか?

 それでは、協調性がない部下に対してはどの様に対策すべきでしょうか。この対策にはまず、「なぜ協調性がないのか?」を知ることが大切です。

 主な原因としては下記の2つが考えられます。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

村上 哲也

村上 哲也

コンサルタント兼ライター

ゼロベースでのコンサルタントには定評があり、担当する顧客とは「戦略」から始め「戦術」まで実行させる本格派。2013年より本業の合間にライター業務も行っており、コンサルタント関係に留まらない幅広い記事の記載を行っている。http://midorinooka2014.wix.com/business-consulta-jp

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter