世界を相手に勝つ日本人アスリート(第3回)

なぜ田中将大は安定した活躍ができるのか?

2016.02.16 Tue連載バックナンバー

 東北楽天ゴールデンイーグルスからメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースへ旅だった田中将大投手は、メジャー移籍後の2014年シーズンが13勝5敗、2015年シーズンが12勝7敗と、2年連続の2桁勝利を残した。今年でメジャー3年目のシーズンを迎えるが、恐らく活躍を見せることになるだろう。

 田中は2014年シーズンの中盤で怪我をしたものの、それまでの活躍は眼を見張るものがあった。移籍後に開幕6連勝を飾り、日本時代と合わせてレギュラーシーズン「34連勝」というギネス認定の世界記録を樹立。さらに、1973年のスティーブ・ロジャース以来、メジャー最長タイ記録となるメジャーデビューからの16試合連続クオリティ・スタート(6回以上を投球し、自責点を3失点以内に抑えること)も達成した。

 田中が他の投手よりも優れているのが「安定感」だ。2007年のプロ入り以来、2008年を除くシーズンすべてで2桁勝利を達成(2008年は9勝)。さらに、2桁の敗戦を記録したシーズンはこれまで無し。登板数も毎シーズン20回を超えている。

 なぜ彼は、世界を相手にしても、これほどまでに安定したピッチングを続けられるのだろうか。田中の安定感の正体に迫る。

 

野村が分析する、安定力を生むための5条件

 田中将大がプロ入りした年、楽天の監督を務めていたのが、かつての名捕手で、監督としてはヤクルトスワローズ時代に4度のリーグ優勝、3度の日本シリーズ優勝を成し遂げた、野村克也だ。

 野村は、「安定した投手」の条件として、著書『私が見た最高の選手、最低の選手』(東邦出版刊、野村克也著)で、次の5つを挙げている。… 続きを読む

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峯 英一郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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ライター・キャリア&ITコンサルタント

IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行なう。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。
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