今すぐできる組織の改善(第9回)

“自分はダメだ…”は本当か?自己嫌悪に陥らない習慣

2016.04.12 Tue連載バックナンバー

 私たちが毎日のように味わうネガティブな感情のひとつに、「自己嫌悪」があります。

 ビジネスの場面でも、自己嫌悪の感情を抱いてしまうシーンは度々出てきます。たとえば、仕事が上手くいかず、「自分はダメだ」と思う、同期が活躍しているのを横目に、自分に不甲斐なさを感じる、上司から仕事のミスを指摘されて落ち込み、無力感を味わう、人からお願いされたら「いい人」になり断り切れず、後で辛い目にあう……そして、そんな自分を「責める」。

 自己嫌悪感は、適切なレベルであれば「反省する」という前向きな行動に繋がります。しかし、自己嫌悪感が強い、もしくは長く続いてしまう場合は、自分の感情をコントロールするため、自己嫌悪に陥る「思考習慣」の修正をしていきたいところです。

 

長い自己嫌悪に陥る人、すぐに回復する人

 ある会社に務めるAさんの例を見てみましょう。

 Aさんは昨年に続いて、職場でCランクの評価を受けました。本人は昨年よりも明らかに仕事のスピードも仕事量もたくさんこなしたのに、なぜ評価されないのか……? と、気を落としています。こんなに評価されないなら、頑張っても意味が無い、一切やる気がしないと、一ヶ月前からずっと落ち込んでいるのです。

 このケースのように、予想よりも低い評価を受ければ誰でも「適切な範囲で」自己嫌悪に陥ってしまうのでは、と思います。しかし、ひと月もやる気がなくなるほどの強く長い自己嫌悪からは脱却したいところです。

 一方、同じ部署のBさんの例を見てみましょう。

 BさんもAさんと同様の評価を受けました。しかしBさんはその内容を聞いて、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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