今すぐできる組織の改善(第39回)

「置かれた場所で咲く」か、「咲く場所を変える」か

2017.07.18 Tue連載バックナンバー

 渡辺和子さんの『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)が大ベストセラーになっています。私も大好きな、とてもよい本です。「与えられた場所で生きる」というメッセージが多くの人に響いているのではないでしょうか。

 しかし、「置かれた場所で咲く」ことを目指すのではなく「咲く場所を選ぶ」ことも、キャリアを選ぶ上で必要になる場合があります。

 

「選ばれた場所で咲く」のではなく、「咲く場所を自ら選ぶ」べきケース

 会社に勤めていると、所属や役割を選べる自由がないケースがあります。サラリーマンのキャリアの多くは、会社の判断で左右されます。私たちのキャリアは自分で計画的に積み上げるというよりは、会社から偶然に配属された部署で、与えられた役割や仕事という目の前の仕事に一生懸命取り組んでいくことで道が開けます。

 特に、会社で優秀な人の中には、会社から与えられた「置かれた場所」に不平不満を言うより、それを運命だと思い、必死に頑張っていく人も多いでしょう。それによって、自分の道が見つかり、同士と巡り会い、仕事として与えられた使命を果たしていきます。会社や上司の都合で偶然やってくるランダムな経験に一生懸命取り組むことで、仕事のスキルはもちろん、人間としても幅と奥行きが生み出され成長していくのです。

 たしかに、時と場合によっては「置かれた場所で咲く」ことは真実でしょう。しかし、次のようなケースがあるなら、私は「自ら咲く場所を選ぶ」ことを勧めます。

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連載記事

「置かれた場所で咲く」か、「咲く場所を変える」か
古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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