今すぐできる組織の改善(第37回)

なぜ、他人の評価を過剰に気にしてしまうのか?

2017.06.22 Thu連載バックナンバー

 過剰に人の評価を気にしてしまうと、「本当はやりたくない仕事を引き受けてしまう」、「無理な依頼でもNOと断れない」、「早く退社することに気が引けて付き合い残業する」、「上司からどう思われているかを日々気にしている」など、悪影響が広がります。

 これらの原因は、自己評価が他人からの評価によって左右されてしまうあまり、自分の評価基準を設定できていないから。もちろん、「人の評価を全く気にしない」のは健全ではありませんが、過剰に評価を気にしすぎるのも問題です。

 

最大の原因は、他者評価がそのまま自己評価になっていること

 結論からいうと、他人の評価を気にしてしまうのは、「他者評価=自己評価」になっているからです。上司や同僚・顧客・家族・友人からの評価が自己評価に直結する場合、他者からの評価を大切にする必要があります。

 つまり、「上司からよくやっているな!」と言われる自分、顧客から頼りにされている自分、同僚から「あいつはすごい!」と思われる自分、そんな「他人から求められる自分であること」がそのまま自己評価になっていると、周りの目を過剰に気にすることになります。

 健全なレベルで他者評価を無視することができる人は、「自分の評価基準で自己評価できる」人です。これらの人は、評価が自分の目標や理想としている姿など、内的な基準に従っている傾向があります。一方、他人の評価を過剰に気にする人は、評価が上司の評価や同僚からの評判など、外的な基準になっており、コントロール不可能な周囲からの評価や他人との差を見て一喜一憂することになります。

 

他人と比較をすると、自己評価が不安定になる

 「他人との比較」も、自己評価を外的基準においている例といえます。「あいつと比較して自分はダメだ」「あいつよりも自分は優れている」など、他人と比較することで自分を判断していると、… 続きを読む

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古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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