今すぐできる組織の改善(第31回)

1日たった15分の「書く」習慣が、人生を変える

2017.03.29 Wed連載バックナンバー

 私が、生活を豊かにするための最も有効な習慣を1つだけ提案するとしたら、迷わず「書く習慣」をおすすめしています。書くことがもたらす、目標達成への効果、ストレスマネジメントの効果、時短の効果、モチベーションアップの効果は計り知れないものです。たった15分の書く習慣が人生を変えていきます。

 

「書くこと」によって、「自己対話」が生まれる

 書くことには、大きく3つの効果があります。1つ目の効果は、「明確に考える」ことができる点です。頭の中でモヤモヤ考えていることを言語化しようすることで、それまでとは全く違う次元で思考することになります。ただ考えるだけなら曖昧なイメージでも扱えますが、それを言語化するとなると、曖昧なものを具体化しなければいけません。言語化するプロセスそのものが、すでに高度な思考処理をしているのです。

 2つ目の効果は、「発展的に考える」ことができるからです。たとえば、夢や目標というのは、最初に書いてみると非常に曖昧な言葉になりがちです。しかし、脳は最初に言語化された言葉に反応して、次に同じことをやるときにはもう少し具体的な言葉になっていきます。つまり、徐々に明確化し、自分の思考の次元が発展していくのです。

 3つ目の効果は、「自分の感情に気付ける」ことです。人生を大きく変えるのは深い気づきです。深い気づきは自己対話の習慣の結果として生まれます。毎日15分書くことは、自己対話を進める習慣になります。

 忙しい毎日の中で、人生について、自分について、仕事の方向性について考える時間はなかなか取れないもの。毎日15分を取れば、1カ月で5時間の自己対話の時間が取れます。1年で60時間を積み重ねれば、相当な気づきが得られます。

 

毎日15分書くことで、目標や志を明確にしていく

 一例として、1週間で書いてみるといい7つのコンテンツをご紹介します。

 1日目は、人生で何を成し遂げたいのか、生きがい、働きがいとは何か、どんな夢があるのかを思うがままに書いてみましょう。脈絡はなくて構いません。いいことを書こうとする必要はありません。人に見せるものではないので、あくまで思考を刺激したり、自分の価値観に気づくためです。

 2日目は、心でモヤモヤ抱えている悩み・不安・心配を、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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