今すぐできる組織の改善(第29回)

生活の主導権を取り戻す「オフライン生活」のすすめ

2017.02.16 Thu連載バックナンバー

 あなたのスマホには、Facebook、LINEのメッセージはどれぐらいやってきますか?また、1日のメールの件数はどれぐらいありますか?毎日、余裕がない、時間がないと思われる人は「オフライン生活」を始めてみるチャンスかもしれません。

 

メールやスマホ、1年で4万回もチェックする?

 先日、ある方にインタビューする機会がありましたが、その方はFacebookやLINEなどのSNS、メールまで含めると、1時間で実に8回もスマホをチェックしているといいます。これは、7.5分に1回の頻度になり、寝る時間を引いても1日で120回、1ヶ月に3,600回、1年で約4万回も、スマホに気を取られていることになります。

 企業研修の受講生を見ていても、ちょっと時間ができると皆さんスマホが気になるようで、休憩時間も6人テーブルで会話することよりスマホをチェック。いつもメールやSNSのコメントが気になっているようです。しかし気をつけておかないと、チェックの頻度と返答の未完了の累積が私たちの時間を奪い、これが精神的なストレスを生み出し続けます。

 

なぜ「オフライン生活」が必要なのか?

 では、メールやSNSから解放された「オフライン生活」が有効である理由を考えてみましょう。

 一番大きな理由は、精神的なストレスから解放されることです。メールやSNSの未返信ストレスはなかなか大きなものです。特に若い世代だと睡眠時間が削られ、返答が遅いと仲間はずれにされる、といった恐怖とも戦っています。さらに言葉によるコメントで誤解を生み、無用な衝突で感情を揺さぶられてしまうこともたくさんあります。

 人は、他人から嫌われることや、拒絶されることを恐れるのが普通です。人間関係ではコミュニケーションと感情のつながりは重要ですが、一方で拒絶されることを恐れる恐怖も同時に味わうことになります。それが7分に1回のペースでつながり続けるならば、小さなストレスがどんどん累積することになります。

 本当に大切なことを優先するためにも、オフラインの習慣が大切です。家族と出かけて子供と遊んでいるのに、暇さえあればスマホをいじっているお父さんお母さんもたくさんいます。もっとひどい状況になると、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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