今すぐできる組織の改善(第24回)

つい「嫉妬」してしまう気持ちを消す習慣

2016.12.09 Fri連載バックナンバー

 他人に嫉妬してしまうことはありませんか?

 今の時代、フェイスブックやインスタグラムなどで、他人のプライベートのことがたくさん情報として目に付きます。「○○さん、昇進したんだ」、「新婚旅行でフィレンツェ?あ、結婚したんだ」、「それに比べて、俺ときたら…」

 もちろん人は嫉妬する動物です。でも、そんな気持ちから解放されてもっと前向きに考えたい。そんな嫉妬心を消すには、思考習慣が重要なのです。今回は、嫉妬している自分が嫌だという方に向けて「嫉妬する気持ちを消す習慣」をお伝えします。

 

嫉妬心はどのように生まれるのか?

 人間が嫉妬を感じるのはどんなときでしょうか?同僚が仕事で大きな成果を出したときや、自分より先に昇進したとき。友人が自分よりも先に結婚したときなどは、自分が不幸になった気がして、強く嫉妬してしまうことも多いのかもしれません。

 他人の成功を目の当たりにすると、自分の状況は何も変わっていないのに、なぜだか自分が下がったような感覚に襲われるものです。特に、今まで同じぐらいのレベルにいると思っていた人が少しでも先に行ったときに、自分が置いてけぼりになった気持ちになることはないでしょうか。

 つまり、嫉妬心が生まれるのは「ちょっと先に行っている」人や、「同じだと思っていた」人が、頭一つ先に行ったときなのです。元々ずっと先に行っている人がさらに成功しても「憧れ」にしかなりませんが、同レベルの人が成功すると、それが「嫉妬心」になるわけです。

 この2つに共通することが、「他人との比較」で自己評価が左右されている、ということです。この「自己評価」は、私たちの感情を左右する大きな要因になります。自己評価を高めて安定させることが、嫉妬心を打ち消すためにはとても重要です。他人との比較で嫉妬心が湧いているときは、自己評価が低くなり、不安定になっている状態です。自己評価が安定している人ほど、ストレスに強く、感情生活も豊かになるのです。

 この「自己評価が他人に左右されている」状況から抜け出す思考習慣が、嫉妬心を消す鍵になります。

 

他人と比較せず、過去と未来の自分と比較する

 かく言う私も当然、嫉妬心が芽生えることはよくあります。しかし、それを自分でコントロールして、ネガティブな気持ちを持ち続けないようにしています。コツは… 続きを読む

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古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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