今すぐできる組織の改善(第20回)

絶対にやりきる!「結果にコミットする人」の習慣

2016.10.20 Thu連載バックナンバー

 スポーツ選手、政治家、経営者、優秀なビジネスパーソンなど、分野に限らず、絶対にやりきる人は、「コミットメント」(責任を持ってやり遂げること)の激しさが圧倒的に違います。

 今日は、コミットで生まれる二次的、三次的な好循環と、強いコミットを生み出す心の習慣をご紹介します。

 

コミットメントの激しさはオーラに出る

 「仕事を任される人、周囲から頼られる人、信頼される人になりたい」……。そんな理想像を誰しも一度はイメージしたことがあるのではないでしょうか?

 信頼できる人物だと思われるため、本人のスキルや実績はもちろん重要な判断材料になります。しかし、それ以上に大切なことは、その人が仕事に向かう「姿勢」、つまり、何としてもやりきるという「コミットメントの激しさ」です。

 数々の企業再生を果たし、高成長している日本電産、その創業社長の永守重信氏は、自身の座右の銘でもある「情熱、熱意、執念」、そして「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」をその会社の精神にもしています。この言葉に込められたコミットメントの激しさや意気込みが、相手の心を動かすのです。

 「絶対にやりきる!」という強い姿勢は、相手の心を動かします。意識しようとしまいと、その姿は第六感、非言語のレベルでも相手に伝わります。少しでも迷いがあったり、「最悪上手くいかなかったら、その時に考えればいいや……」というような甘い考えがあったりすると、すぐにバレてしまうのです。

 

コミットメントが中途半端な「週末起業」が上手くいかない理由

 会社に属しながら自分でも事業を立ち上げる、「週末起業」という言葉があります。私もかつては週末起業から今の事業をはじめてその後に独立をしたので、週末起業のメリットも理解しています。一方で、「二足のわらじ」に安住してしまっているせいで、週末起業で上手くいっていない人が多いのも事実です。

 人柄は良いし、スキルもある、実績もある。でも、命と同じだけ大切なプロジェクトを任せるには言い知れぬ不安が拭えない。「最悪、本業があるから失敗しても大丈夫」という精神が見えてしまう人には、よほどのことがない限り仕事をお願いしようという気にはなれないものです。そんな人には、仕事を任せられません。

 たとえば、私のようなコンサルティング業務を行う、いわば「会社のコーチ」を雇うときに、別の企業に務めながら週末起業をしているコンサルタントを選ぶ経営者はいません。私は一年間、二足のわらじで事業を行っていましたが、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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