今すぐできる組織の改善(第19回)

人間関係を良くする「コミュニケーションの口ぐせ」

2016.09.25 Sun連載バックナンバー

 私たちの仕事は、チーム、上司との共同作業です。その間にはコミュニケーションが存在します。今回は「口ぐせ」という観点から、ビジネスコミュニケーション力を高める習慣を見ていきたいと思います。

 

感情の繋がりを生み出す、「ヒューマン系コミュニケーション」

 ビジネスのコミュニケーションは、大きく2つに分けることができると考えています。共感を生み、感情を引き出す「ヒューマン系コミュニケーション力」と、論理的にわかりやすく伝えるための「ロジカル系コミュニケーション力」です。大きく2つの種類に分けてみましたが、これを実践するためにはさまざまなスキルが必要です。

 人間関係の土台にあるものは、「信頼」や「感情のつながり」です。こうした感情のつながりは、普段からの思いやりや感謝、義理人情のコミュニケーションによってようやく作り出されるもの。一朝一夕にしてはできあがらず、普段からの習慣が重要です。ヒューマン系コミュニケーション力とは、こういった人間関係をつくり、感情のやりとりをする能力です。

 では、ヒューマン系コミュニケーションは、どういった口ぐせから生まれていくのでしょうか。

 

1. 部下が安心して話せる口ぐせ

 上司を前に話すときに、論理性にこだわるあまりシドロモドロになるケースがあります。もちろん、報告には論理性を求めてもいいのですが、悩みや雑談、相談事などの場合は緊張していては肩の力を抜いたコミュニケーションができません。そこで、部下が話しだすときにハードルを下げる口ぐせを身につけるといいでしょう。

・「バラバラでいいから、思っていることを思いつくままに話してみて!」

 緊張している部下には、「まとまってなくても大丈夫だから、なにか言ってみて」のように声をかけてみるといいでしょう。上司が面談時にこのように言ってくれると、部下は安心して話すことができます。私もよく、お客さまが混乱しているときには、上記のような切り出しをします。

 

2. 自己主張する口ぐせ… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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