今すぐできる組織の改善(第15回)

忙しい毎日に、精神的な余裕を作るための習慣

2016.07.24 Sun連載バックナンバー

 毎日バタバタ焦りっぱなし、そのうえトラブルで冷静さを失って、感情的になってしまう……といった人もいるかもしれません。仕事に追われているときやプライベートの悩みが大きくなってしまっているとき、私たちはすぐに精神的な余裕を失ってしまいます。

 そんなときは、意識して心理的な「スペース」をつくることが重要です。

 

余裕の時間は、自分で生み出すもの

 私が代表を務める習慣化コンサルティングにも、每日の生活の中で精神的な余裕を持てないビジネスマンからの相談が数多く寄せられます。そんな彼らの生活から共通する要素をピックアップすると、以下のようなストーリーが浮かび上がります。

 昨日も夜遅くまで働いていたので、朝から目覚ましに叩き起こされて、気がつけば出社1時間半前。朝食を取らずに家を出て、満員電車に飛び乗ります。駅から猛ダッシュして、会社には始業2分前、ギリギリの時間に到着。

 ようやく仕事にとりかかりますが、朝は急な電話やメールが飛び交っていて、1日の予定をじっくり立てる時間なんて取れません。9時半の会議の資料を出力しようとするとプリンターが故障。やっと準備が終了して会議室にかけつけるも、3分遅れで上司から怒られる。突発的なトラブルにも見まわれて仕事が長引き、深夜残業をして、終電で家に帰るともう午前1時。もう湯船に入る時間もないのでシャワーで済ませて布団に入れば、また今日と同じような明日がやってくる……。

 こういったゆとりがない毎日には、ざっと思いつくだけでも以下のようなデメリットがあります。

・毎日疲れる
・冷静な判断ができない
・視野が狭くなる
・毎日を楽しめない
・イライラしてしまう

 こんな每日が続くと、精神的にも肉体的にも疲れ果てていきます。同じような状況で、「こんな毎日で本当にいいのだろうか?」「もっと毎日にゆとりが欲しい」と思われる方も多いのではないでしょうか?

 「余裕がないのは、時間がないから」。よく耳にする言葉ですが、これは本当なのでしょうか?

 

「日本一忙しい人」の時間の使い方に学ぶ

 「日本一忙しい人」といえば、あなたは誰を思い浮かべますか?

 私は、安倍晋三首相だと思っています。経済、外交、組閣など、やることやそのプレッシャーを考えれば、常に仕事に追われているでしょうし、どんな毎日を送っているのかにも興味があります。日本一多忙な総理大臣は、どのように夜過ごしているのでしょうか?… 続きを読む

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古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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