今すぐできる組織の改善(第14回)

悪循環から早く抜け出すための習慣

2016.06.15 Wed連載バックナンバー

 早寝早起き、早朝出社、仕事の高密度化による退社時間の前倒しなど、仕事を良いリズムで回せている状態では、生活も仕事も快適で、生産性が上がります。

 私はこれを「上りエスカレーターに乗っている状態」と呼んでいます。エスカレーターに乘っているように、無茶して頑張らなくても良い生活・仕事リズムに向かっていく生活習慣を維持したいところです。

 

すぐに悪循環に陥る原因

 せっかく好循環の登りエスカレーターに乗って安定したリズムが生まれていても、それはちょっとした外的要因によって簡単に崩されてしまいます。夜更かし、長時間残業、疲労蓄積、睡眠不足、低生産性といった悪い習慣は、良いリズムを止め、下りエスカレーターに乗っているような悪循環を生み出してしまいます。

 そんな、下りエスカレーターに入る原因には次のようなものがあります。

・繁忙期にさしかかり、仕事が増える
・週半ば、水曜日の飲み会で二日酔いになる
・つい突発の予定が入ってしまい、寝るのが遅くなる
・寝不足でそのまま仕事にいく
・大型連休での夜更しが続き、生活リズムが狂う

 良いリズムを維持したいものの、こういった生活習慣、仕事習慣が乱れることも当たり前に起きてしまいます。問題は最初から乱れないようにするのではなく、現状に振り回されっぱなしにならないように「乱れた時にすぐに立ち直れるか」で、全く結果が変わります。

 

悪循環から抜け出すためのスケジュール

 悪循環の生活習慣を変えることをコンサルティングするとき、私はまず「理想」と「現実」を明確にすることからスタートします。生活習慣は、片づけや運動のような単発の習慣ではないため掴みどころがなく、全体を把握しなければ改善箇所が把握できないのです。現状の生活習慣を見える化して、どのような循環が起きているのかを見るため、まずは次のようなスケジュールを書いて頂きます。Aさんの事例を見てみましょう。… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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