今すぐできる組織の改善(第13回)

マンネリ化した仕事を打破するための習慣

2016.06.10 Fri連載バックナンバー

 最近、仕事が楽しくない、モチベーションが上がらない。新しく成長している実感がない……ビジネスマンは自分の仕事を安定して回せるようになるとそれぞれの環境にマンネリを感じるようになります。

 安定した仕事をこなすためには避けられないものと思われがちなマンネリですが、毎日の仕事をいつもと違う習慣のもとで取り組むことで、仕事のマンネリを打破することができます。今日は、そんなマンネリ化が生まれるメカニズムと、それを打破するための習慣をご紹介したいと思います。

 

「マンネリ化」は安全・安心・安定の代償

 私たち人間の心理は、「いつも通り」を維持することを本能的に求めます。なぜなら、「変化」とは生存への脅威であり、安定の敵だからです。しかし、安全・安心・安定という3つの利益を得る代償として、マンネリ感、つまり退屈・停滞感・閉塞感を引き受けることになります。

 仕事に置き換えても、同じことがいえます。安定的に結果を出すためには再現性は必要ですから、いつも通りの人・やり方・リズムで仕事を進めた方が安心です。しかし、安定という心理的な罠にはまってしまうと、マンネリ化から抜けられなくなります。

 次の図は、人間の心理領域を示したものです。ふたつの円は、内側のものが「現状領域」、外側のものが「変化領域」です。

 現状領域とは、いつも通りを繰り返すことで成立する、「変化のない世界」です。ここには、安全・安心・安定の3点セットがありますが、同時にマンネリ感や停滞感も発生します。一方、変化領域とは、… 続きを読む

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できるビジネスパーソンになる「15分の読書」
古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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