今すぐできる組織の改善(第12回)

「どうしても許せない人」と付き合うための思考習慣

2016.05.27 Fri連載バックナンバー

 身の回りの人に対して、「許せない」、「人間性を認められない」、「人間関係がうまくいかない」といった感情を持ってしまうことはありませんか? 今回は「許せない人と付き合う方法」というテーマで、一人ひとりの信念(ビリーフ)や、物事の捉え方により根深い怒りが湧いて来なくなる習慣をお伝えします。

 

身近にいる「許せない人」とどう付き合うか

 ある管理職のAさんはとても高圧的な人で、普段は腕組み・足組みで、眉間にしわを寄せ、いつも怖そうな表情を浮かべています。メンバーからの提案もすぐにはねのけてしまい、「俺の言う通りにやれよ!」と、自分のやり方を押し付けて全てをコントロールしようとするため、自分のやり方で進めたいメンバーがいても、それぞれの自由にやらせてもらえることはなく、彼らの不満が爆発しそうです。

 別の管理職のBさんは、チームの会議でも常に時計とにらみ合い、会議をいかに時間通りで終わらせるか、とにかく効率だけを重視、メンバーの課題や気持ち、悩みには聞く耳を持ちません。少しでも話が長くなりそうだとイライラした表情になるため、会議は常に発言しにくい雰囲気になっています。こんなせっかちな人が近くにいると、皆、息が詰まりそうになります。

 いつも連絡を取っている顧客のCさんは、提案書を提出すると「資料のフォントがイマイチだ」や、「ここはグラフにすべきでしょう」といったように、細かい箇所にまで注目し、「完璧な仕事」を求めてきます。お客さまの意見だからと一応は意見を聞くものの、毎回の議論は枝葉末節の部分に留まってしまい、本題・本質に進まないことも多々あります。

 身近にいるこんな人に、ほとほと困り果てている人もいらっしゃるかもしれません。そんな「どうしても認められない」、「どうしても許せない」人とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか?

 

相手の信念を見抜いて、対応の仕方を考える

 人の行動・発言・感情パターンの根底には、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

できるビジネスパーソンになる「15分の読書」
古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter