中途採用で良い人材を見つけるために必要な方策とは(第3回)

職務経歴書が個性的な出願者は面接に呼んでみるべき

2015.09.09 Wed連載バックナンバー

 中途採用の選考は書類選考から始まりますが、提出された職務経歴書の中に希望する人材スペックと合致した候補者がいる場合はスピーディに選考が進む反面、卓越した候補者がいない場合は選考に時間が掛かってしまうこともあります。そして後者の場合には面接に呼ぶ候補者の幅を広げるという選択肢も出てきます。

 また、書類選考においては個性的な職務経歴書を目にすることがありますが、経歴書の文面から可能性を感じる候補者であっても実務経験という外面的な事実がスペックから外れている場合には、面接へと進んでもらうことに躊躇することもあるでしょう。

 今回は個性的な職務経歴書を提出した候補者の取り扱いについて、私のヘッドハンターとしての経験から述べていこうと思います。

 

書類選考の担当者が目にすることのある個性的な職務経歴書

 私は9年間にわたってヘッドハンターとして活動していましたが、候補者の職務経歴書を見ることが楽しみのひとつでした。職務経歴の要点だけを記した簡潔な書面もあれば、志望企業への思いを綴るなど候補者の情念が込められた書面もあり、候補者の性格や選考に挑む意気込みの違いが垣間見えてとても興味深いものでした。

 職務経歴書については、自らの実務経験を箇条書きで記す人が多数派なのですが、職務経歴だけではなく自己PRや志望動機などの文章を記す人たちも目にします。中には提案書を添付する候補者もいます。

 しかし個性的な職務経歴書の中には違和感を覚える書面も見られます。違和感を覚える書面とは、職務経歴書の書き方について、インターネットや書籍、あるいは知り合いを通じて知識を蓄える中で、自己PRや志望動機を詳しく記しなさいとのアドバイスを鵜呑みにして無理やり文章を作ったのではないかと思われる書面です。

 候補者本人が自ら書きたいと思って書いた文章と、誰かからのアドバイスで無理をして書いた文章は読む人には分かるものです。

 一方で、候補者の内面的な資質が伺えるような素晴らしい文面に出会うこともあります。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

南 武志

南 武志

フリーランサー

広告代理店、PR会社での勤務を経て、広告業界専業のヘッドハンターとして9年間活動。20代から50代までの数多くの転職希望者と本音で語り合った経験を元に、若き組織人への提言をまとめる。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter