中途採用で良い人材を見つけるために必要な方策とは(第1回)

自社サイトの採用ページは常に門戸を開いておくべき

2015.08.06 Thu連載バックナンバー

 企業にとって最重要課題のひとつは優秀な人材の採用ですが、職務経歴書の提出から書類選考、面接へと至る過程で、スペックの幅を広げ候補者の可能性を見つけ出すことは優秀な人材を獲得するために不可欠です。

 私は約9年間にわたってヘッドハンターとして活動していましたが、このシリーズでは、それぞれの選考過程で候補者の内面的資質を導き出す効果的な方法について、私の実務経験を元に述べていきたいと思います。

 人のご縁はどこで繋がっているか分かりませんし、人と人との出会においてはタイミングがとても大切です。今回は優秀な人材からの出願を促進するために、自社サイトの採用ページの門戸は常に開いておくべきだということをお話ししていきましょう。

 

企業が採用したい時期と候補者が転職したい時期は違います

 企業のサイトには必ず採用関連のページが設けられています。採用ページから出願してくる候補者を採用できれば、求人企業としては求人広告費や人材紹介会社への紹介手数料がゼロになりますので、企業にとってベストな採用方法と言えます。

 企業のサイトを見ていると、中途採用のページがあるにもかかわらず「現在は募集していません」とだけ記され開店休業中のページも多く見られます。人事部の業務が煩雑にならないようにとの理由で、採用ページの段階で出願をシャットアウトしているのだと思いますが、これはとても勿体ないことです。

 企業サイトの採用ページにはさまざまなタイプの候補者が出願してきます。そして、明らかに年齢が高すぎる、業界での実務経験がない、出願職種に対して未経験など、スペックから大きく外れている候補者からの出願が圧倒的に多いのは事実です。また、現在失業中で数多くの企業に手当たり次第に同じ書面を送付している人も多く見られます。

 このような場合は不採用の返信をするだけでも人事部の負担が増えますし、中には「不採用の理由を具体的に聞きたい」というように、なかなか諦めてくれない人も出てきますので、早い段階で門戸を閉ざしたいという考えも理解できます。しかし、それでも中途採用のページは常にオープンにしておくべきです。

 なぜなら、… 続きを読む

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南 武志

南 武志

フリーランサー

広告代理店、PR会社での勤務を経て、広告業界専業のヘッドハンターとして9年間活動。20代から50代までの数多くの転職希望者と本音で語り合った経験を元に、若き組織人への提言をまとめる。

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