どうすれば会社を変えられるのか?(第1回)

「ライアーゲーム」に学ぶ、組織を変革する方法

2015.01.21 Wed連載バックナンバー

 「会社を変えたいが、変えられない」

 そう思っている人は少なくないはずだ。テレビドラマ『半沢直樹』や『花咲舞が黙っていない』のように、会社の上役に食って掛かり、悪しき企業文化を変えるような作品が人気を博しているのは、その裏づけとも言えよう。

 しかし、現実にはそんなことが起きるケースは稀だ。ドラマのように会社を変えようとする者が現れても、不満分子として認識され排除されるだけ。何年も染み付いた企業文化は、それが大きな問題であることは明らかなのにもかかわらず、黙って引き継がれる。会社員として不満は胸の奥にとどめ、波風を立てずに生きていく。それはある意味で正しいかもしれない。

 だが、会社は本当に変えられないのだろうか?自分の力で会社を成長しようと思ったり、危険を回避すべく舵を切ることは決して悪いことではない。むしろ、会社人として当然のこと。であれば、会社を変えるにはどうすればいいのか?

 本連載では3回に渡り、「会社の変え方」の方法を明らかにする。第1回は、「社会的ジレンマ」という概念から、会社を変えるメカニズムを解明する。

 

映画『ライアーゲーム』に見る“赤信号みんなで渡れば怖くない”

 会社を変える点で絶対に押さえておきたい大きなポイントが、「同じ意識を持った人間を数多く揃えること」だ。たとえ個人がどんな素晴らしいアイディアを持っていたとしても、ひとりで企業全体を変えることは難しい。同じ思いを共有する人間が会社のあちらこちらにいれば、企業の変革はスムーズに進むだろう。

 しかし、そう簡単に全員の意識は合わない。なぜなら、たとえ目標となるものが決まっていたとしても、各人が置かれている状況はそれぞれ異なるからだ。

『半沢直樹』の少し前に流行った、集団における人間心理を描いた人気テレビドラマ『ライアーゲーム』を例に考えてみよう。… 続きを読む

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峯 英一郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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ライター・キャリア&ITコンサルタント

IT企業から独立後、キャリア開発のセミナーやコンサルティング、さまざまな分野・ポジションで活躍するビジネス・パーソンや企業を取材・執筆するなどメディア制作を行なう。IT分野のコンサルティングや執筆にも注力している。
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