成功するか? 社外からのトップ登用(後編)

外部からトップ登用 他業種からの横滑りも

2014.05.27 Tue連載バックナンバー

 外部の人材をトップに迎える人事は外国人だけに留まらない。日本企業でも有名企業の経営者が他業種のトップに横滑りする事例が目立っている。

 

横滑りトップ相次ぎ登場

 4月1日に資生堂の社長に就いた魚谷雅彦氏は日本コカ・コーラ社長からの転職組だ。

 1954年、奈良県生まれで、1977年に同志社大文を卒業し、ライオン歯磨(現ライオン)入社。米コロンビア大でMBAを取得後、クラフト・ジャパン(現モンデリーズ・ジャパン)副社長、日本コカ・コーラ社長、会長を歴任した。

 資生堂には2013年からマーケティング統括顧問として入社。生え抜き以外の社長就任は異例の抜擢人事と話題を集めた。それだけ同社の経営が深刻だったのだ。

 百貨店の化粧品売り場と全国に張り巡らした専門店網で、長く化粧品業界のトップに君臨していた資生堂だが、1997年4月の化粧品再販制度の撤廃以降、価格決定権が小売業者に移り業績が下降。通販化粧品や異業種参入組の台頭もあって資生堂は一人負けの状態に直面している。社長就任にあたり「マーケットの動きに対してスピーディーに対応する『戦う社員』を育てたい」と意欲を示した魚谷氏の手腕に期待がかかる。

 5月1日にローソンの社長に昇格した玉塚元一最高執行責任者(COO)も前職はユニクロを展開するファーストリテイリングの社長で、その前はロッテリアの最高経営責任者(CEO)だった。

 1985年に慶大法を卒業して旭硝子に入社。米国のケース・ウェスタン・リザーブ大大学院でMBAを、サンダーバード国際経営大学院で国際経営学修士号を取得した。旭硝子退職後は、日本IBMでコンサルティング業務に関わったのち、ファーストリテイリング社長に就任するも、同社の創業者から解任されてしまう。それでもめげずに、… 続きを読む

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産経デジタル

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