なぜ戦略は実行されないのか(第1回)

成果をあげるマネジメントに必要な2つの側面

2014.04.22 Tue連載バックナンバー

 はじめまして、坂本雅明と申します。現在、富士ゼロックス総合教育研究所にて、企業の戦略策定や実行の支援をしています。また、首都大学東京大学院ビジネススクールで「戦略経営」を担当しています。これまでの経験から感じていることは、戦略の策定段階よりも、戦略の実行段階の方がはるかにたくさんの障害が待ち受けているということです。また、それにもかかわらずアカデミックの世界では「戦略策定」に関する議論ばかりがなされ、「戦略実行」には注目が集まっていません。

 そこでこの連載では、「どうすれば戦略は実行できるのか」をテーマとして、読者の皆様のビジネスに役立てる情報を提供していきたいと考えています。

 

なぜ戦略の「実行」なのか

 突然ですが、次のような2つの場面を想像してください。

・あなたは競馬の馬券売り場にいます。どの馬に賭けるかを決断しなければなりません。
・あなたは来期の戦略を考えています。3つの戦略代替案から、いずれかを選択しなければなりません。

 これらは両方とも意思決定の場面です。しかし、違うことがあります。なんだと思いますか。… 続きを読む

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坂本 雅明

坂本 雅明

株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 研究室長 首都大学東京大学院ビジネススクール非常勤講師

1992年NEC に入社。コンサルティングファームを経て、2006年に富士ゼロックス総合教育研究所入社。戦略策定・実行プロセスの研究および戦略策定研修を担当。一部上場企業の顧問として中計策定や新事業開発、関連会社の再建支援にも携わる。上智大学卒業、一橋大学大学院修士課程修了(MBA)、東京工業大学大学院博士後期課程修了(博士(技術経営))。一橋大学イノベーション研究センター研究員(05~06)。

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