日はまた昇る!敗者の名言から学ぶビジネスの真理(第2回)

私、負けたボクサーの味方ね:エディ・タウンゼント

2014.04.15 Tue連載バックナンバー

 プロジェクトに失敗したときは、成功したときよりもさらに、上司としての器量が現れる局面です。敗者として部下や従業員になにを語るのか、多くのチャンピオンを育てたエディ・タウンゼントの言葉はとても参考になります。「私、負けたボクサーの味方ね」という一言に込められた本当の意味を探ります。

 

世界チャンピオン6人を育てた名トレーナー

世界チャンピオン6人を育てた名トレーナー 長い歴史を誇る日本のボクシング界ですが、世界チャンピオンになったのは、70人あまり。うち6人を育てたとされるのが、エディ・タウンゼントです。鉄拳制裁があたりまえの世界に、「ハートのラブで教える」手法を持ち込んだ先駆者としても知られています。

 エディ・タウンゼント、本名エドワード・タウンゼント・ジュニアは、1914年、ハワイで生まれました。弁護士だった父親は米国人、母親は日本人でした。11歳からボクシングを始めたエディ少年は非凡な才能を発揮し、17歳でアマチュアながら、ハワイのフェザー級チャンピオンとなります。前途有望なボクサーでしたが、プロに転向した直後、不運に襲われます。真珠湾攻撃を皮切りに太平洋戦争が勃発したため、ボクシングを続けることができなくなってしまったのです。

 その後、トレーナーに転向したエディは48歳の時、ハワイ巡業中の力道山に出会います。「日本人のヘビー級チャンピオンを育てる」という力道山に招かれて、母親の祖国に渡った彼は、多くのボクサーを教えました。

 1988年に直腸がんで亡くなる直前まで、トレーナーとして精力的に活動し、6人もの世界チャンピオンを育て上げた功績は、今も高く評価されています。

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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