経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第63回)

不祥事から学ぶ、真のリーダーのあるべき姿とは?

2016.05.31 Tue連載バックナンバー

 ここ最近、ビジネスの世界や政治の世界を問わず、立て続けに不祥事を起こしたリーダーの会見が話題となっています。今回は不祥事の対応を誤ったリーダーを反面教師に、真のリーダー像を浮き彫りにしていきましょう。

 

「迷惑をかけていない」と開き直ったスズキ会長

 まずは軽自動車業界のリーディングカンパニー、スズキの鈴木修会長です。

 4月20日、三菱自動車は同社が製造する軽自動車4車種で燃費を実際よりも10%~15%程度上乗せしてデータを改ざんしていたことを発表しました。その後の調査で1990年代から、より多くの車種でデータの改ざんが行われたのではないかという疑惑も発覚し、燃費のデータ改ざん問題が大きな広がりを見せることになります。

 この三菱自動車に端を発した燃費のデータ改ざん問題が飛び火したのが、軽自動車でダイハツとトップを争うスズキ。5月18日に自社で生産・販売する軽自動車の「アルト」と「ワゴンR」、小型車の「スイフト」など全16車種と、他社に供給している11車種の合計27車種で、2010年以降に生産した210万台において燃費のデータを法令と異なる方法で計測していたことを国土交通省に届け出たのです。

 スズキは、即座に記者会見を開き、テストコースが風の影響を受け、適切なデータが取得できなかったために法律では認められていない室内での実験データを提出したと事情を説明しました。

 その際鈴木会長は、… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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