経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第55回)

ソマリア海賊一掃の武勇伝が示すビジネスの本質とは

2016.01.29 Fri連載バックナンバー

すしざんまいの木村社長がソマリアの海賊を一掃した武勇伝がネットで話題に!

 すしざんまいの木村社長がソマリアの海賊を壊滅させたことがネット上で話題になっています。

 もちろん木村社長がひとりでソマリアの海賊を一掃したわけではなく、海賊を減らすことに一役買ったといった方が現実に即していると思いますが、ハーバービジネスオンラインのインタビューでは、次のような木村社長のソマリアでの活動が紹介されています。

 もともとソマリアの沖は良質のキハダマグロが獲れるいい漁場であり、すしざんまいの木村社長としても寿司ネタの調達ルートとして前々から重要視していたそうです。ところが、ソマリアの治安が悪化し、海賊が出るようになってからは危険で漁に出ることもできなくなってしまったのです。

 通常であれば、リスクを冒してまでマグロ漁に出ることは断念し、他の調達ルートの開拓に目を向けるところでしょうが、木村社長の行動は誰しもの予想を大きく覆すものでした。

 なんと個人的なツテを辿って、海賊と交渉の席に着いたのです。

 その交渉を通して判明したことは、海賊自身、好んで悪事を働いているわけではないということでした。日々家族を食わせるために、仕方なく人の金品を奪って生活の糧としていたというのです。

 そのような真相を突き止めた木村社長は、「悪事で生活するよりも、漁師となってキハダマグロを獲って家族を養え」と海賊を説得。

 ところが、海賊が漁師になるためには、数々の大きな障害が立ちはだかります。… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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