経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第3回)

“モノづくり”+”モノがたり”が成功の鍵を握る!

2014.03.17 Mon連載バックナンバー

 「うちの会社はこんなに素晴らしい製品を作っているのに、どうして売れないんだ?」とお嘆きの経営者も多いかもしれません。そんな企業にとってあるポイントを押さえれば、爆発的に売上が上がる秘訣をお伝えしていくことにしましょう。

 

いいモノを作れば売れるという時代は終わった……

 かつての高度経済成長期のように、需要が旺盛で供給が追い付かず、企業はどんな製品でも作れば売れるという“古き良き時代”がありました。ところが、最近では品質には自信があるのに、思うように自社製品が売れないと悩みを抱える企業も多くなっています。

 今や大企業であれ、中小企業であれ、ビジネスのライバルは日本国内の企業だけではありません。アメリカなどの経済大国に加え、中国や韓国などの新興国の企業が入り乱れて、激しい競争を繰り広げています。しかも、今後日本がもしTPPに参加するなら、加盟国間の関税障壁がなくなり、ますます安価な製品が海外から流入し、競争が激化することも予想されます。

 結果として、市場にさらにモノが溢れ、顧客はインターネットなどを通してタイムリーに情報を入手し、それこそ無限の選択肢から条件のよい製品を選択するようになっていくことでしょう。

 つまり、いかに自社がいいモノを市場に投入したとしても、多くの製品に埋もれてしまう可能性も高くなり、顧客から選ばれることがますます難しくなっていくということなのです。

 そう考えれば、「いいモノさえ作っていれば自然に売れる」という“神話”は、今や崩れ去ったといっても過言ではないでしょう。

 

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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