経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第28回)

異例の新商品で勝負に出るKFCが成功する条件とは?

2015.01.28 Wed連載バックナンバー

 コンビニの攻勢などで苦戦の続く日本ケンタッキー・フライド・チキンが、常識破りのキャンペーンに打って出ました。果たして、狙いはどこにあるのか?現状を打破することができるのか?マーケティング戦略の視点から掘り下げていくことにしましょう。

 

日本ケンタッキー・フライド・チキンが満を持して投入した“絶品ハンバーガー”

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下、KFC)が2月5日から店舗と数量を限定して、こだわりのハンバーガーを発売することを発表しました。

 その名も『ビストロ風ハンバーグサンド』。

 KFCの特設サイトでは、『ボリューム感溢れる肉厚のハンバーグ』『丁寧に仕上げる調理法』『特別に開発したソース』という3つのポイントを売りに顧客の購買意欲を喚起しています。

 これまでKFCは、社名にもなっているようにチキン関連のメニューを主力として提供してきましたが、今回の『ビストロ風ハンバーグサンド』は牛肉と豚肉を使用したまさに異例ともいえる一品。新製品開発担当者が1年もの期間をかけて開発したまさに自信作ともいえるでしょう。

 

なぜKFCは『ビストロ風ハンバーグサンド』で勝負に出たのか?

 ここで一つの疑問が生じます。KFCはなぜ主力のチキン商品ではなく、牛肉と豚肉を使用したハンバーガーを目玉商品に据えたのでしょうか?

 その背景にはここ数年のKFCの苦戦があります。… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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