経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第20回)

手掴みで食事するレストランが超人気!その理由は?

2014.10.24 Fri連載バックナンバー

 シンガポールで話題のレストラン「Dancing Crab」の日本1号店が新宿にオープンしました。オープン当初から多くの顧客が殺到し、予約もなかなか取れない状況が続いていますが、その人気に秘密はどこにあるのでしょうか?

 マーケティング的な視点から掘り下げていくことにしましょう。

 

シンガポールで人気沸騰のレストランが日本初上陸!

 10月10日、東京新宿に話題のレストラン「Dancing Crab(ダンシング・クラブ)」がオープンしました。

 「Dancing Crab」とは、2014年4月にシンガポールで開業したアメリカ南部のルイジアナスタイルのシーフードレストラン。オープンして間もないレストランですが、今やなかなか予約が取れない超人気店となっています。

 Dancing Crabの人気の秘密は、おいしい料理はもちろんですが、その食べ方にあります。

 通常、レストランといえばお皿に盛られた料理をナイフやフォーク、もしくはお箸などを使って食べるのが一般的ですが、Dancing Crabではナイフやフォークはおろか、お皿までもがないという常識では考えられないスタイル。店員によって運ばれてきた料理は、豪快にテーブルの上に広げられ、それを手掴みで食べるという斬新なものなのです。

 もともと食事を手掴みでするのもアメリカ南部のルイジアナスタイルです。アメリカのルイジアナ州では、昔からエビやカニ、貝類などのシーフードを手掴みで食べる習慣があり、このルイジアナ発祥のレストランが、まずはアメリカのボストンやサンフランシスコ、ハワイといった海沿いの街で広まり、シンガポールに渡って、この度日本に初上陸したというわけです。

 Dancing Crab新宿店も、海外での話題を聞きつけ、オープン当初から人気に火が付き予約がなかなか取れないなど、好調な滑り出しを見せています。

 

顧客は料理だけでなく非日常的な体験を求めて集まる… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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