経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第2回)

「利益?それとも信用?」究極の選択の正解とは

2014.03.10 Mon連載バックナンバー

 企業にとって「利益を取るか?」「信用を取るか?」という究極の選択を迫られた場合、どのような決断を下すべきなのでしょうか?実際の企業の事例を紹介しながら検証していくことにしましょう。

 

「顧客を欺かなければ大きな損失が発生する」……その時、企業の選択は?

 ビジネスを展開するにあたって、営利企業であれば利益を追求することは当然といえるでしょう。利益は事業活動の源泉であり、利益が出なければ原材料や商品を仕入れもできなければ、従業員に給料を払うこともできず、企業として存続させていくことができなくなるからです。

 このように、企業にとって利益は非常に大事なものといえますが、顧客に適切な価値を提供したうえで利益を上げていくことが健全な事業活動として望まれます。

 ところが、時として企業は顧客を欺かなければ利益が上がらない、もしくは最悪の場合、大きな損失が発生するという状況に直面することもあるかもしれません。

 そのような究極の選択を迫られた場合、どのような決断が企業には求められるのでしょうか?

 

利益を取ると最悪の事態も……

 新聞記事を見渡せば、毎日のように企業の不祥事が報道されています。コンプライアンスを破ってまで利益の追求に走ってしまう企業がけっして少なくないことの証拠といえるでしょう。

 最近でいえば多くのホテルやレストランなどでのメニューの『誤表示』が大々的なニュースとなりました。… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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