エコビジネスで企業イメージと実益を追求!(第2回)

TPPは追い風? 発電ビジネスの未来を読み解く

2014.01.16 Thu連載バックナンバー

 福島第一原発の事故を受け、エコで安全なエネルギーを求める声が一気に高まりました。そんな中、大手電力会社の独壇場だった発電ビジネスについても、規制緩和などの追い風が吹き始めたことから、多くの企業がその風に飛び乗ろうとしたのが2012年~2013年でした。はたして今後もその流れは続くのでしょうか?

 

追い風で広がる発電ビジネス

 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本のエネルギー事情を根底からひっくり返す「激震」でもありました。福島第一原発事故により、それまで多くの人が信じていた原発の安全神話が崩れ、代わりに太陽光などの再生可能エネルギーに対する関心が急速に高まったのです。

 この動きを受けて、2012年7月1日からは、個人や企業が発電した電気を電力会社に一定の金額で買い取らせる制度「固定価格買取制度」がスタート。20年間適用される買取価格を1kWあたり40円という高値に設定したこともあり、発電ビジネスに参入する企業が爆発的に増加しました。資源エネルギー庁が3年後の目標としていた合計2,000万kWを1年目であっさり超えたのです。

 大手ではもともと太陽光発電パネルを製造している京セラが、鹿児島に出力7万kWの巨大メガソーラー施設を建設。その他にも、大手建設会社の大林組や携帯キャリアのソフトバンクなども発電ビジネスの展開に意欲を見せています。

 加えてさらに2013年11月に、改正電気事業法が成立したことも、発電ビジネスにとって、今後大きな追い風になるものと考えられています。というのも、58年ぶりとなるこの法改正では、現在大手電力会社が一手に引き受けている発電と送電を2018年~2020年の間に分離することが定められ、これにより、中小の発電業者が自由に、個人や企業に電気を届けられる時代が来るためです。… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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