最近のハラスメント問題から考える(第3回)

女性活躍推進の取り組み~ハラスメント問題を超えて

2014.01.16 Thu連載バックナンバー

 今回も引き続き、女性活躍推進の取り組みについて検討したいと思います。これまでに述べてきたように、まず、明らかなハラスメントを一掃し、あらゆるハラスメントを防止しつつ、従業員それぞれが持つ能力、尊厳を大切にする風土を育てることが必要です。

 また、本人自身の意識を変える必要もあります。この点について、前回は、対等なビジネスパートナーとして認識してもらうためのポイントをお伝えしました。今回は、女性活躍推進の政策として企業に呼びかけられている「女性管理職を30%に」「全ての上場企業において、まずは役員のうち1人は女性を」といった“女性幹部の育成”についてお伝えしたいと思います。

 

女性によるイノベーションで企業の活力を

 女性の活躍推進を語るうえで、それが福利厚生の域にとどまっている限り、その対策は企業活動の負担になりかねません。働き続けられる制度づくりや支援を行なうと同時に、それらの対策が企業にどのようなメリットがあるのかを明確にしておく必要があるでしょう。経済産業省の「ダイバーシティと女性活躍の推進」報告書では、女性活躍推進を行なう効果を5つあげています。

 このように女性活躍推進によってイノベーションを起こしていくという視点が大事です。その視点から女性自身や上司への教育のポイントについて紹介したいと思います。… 続きを読む

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古谷 紀子

古谷 紀子

株式会社クオレ・シー・キューブ 取締役

クオレ・シー・キューブ:メンタルヘルスやハラスメント問題の相談、研修を行うコンサルティング会社。「パワーハラスメント」という言葉と定義を創り、特にハラスメント対策の専門機関として、広く知られている。

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