「のろま」は克服できる!(第2回)

「完全主義」がのろまを生む

2017.09.23 Sat連載バックナンバー

 精神科医の和田秀樹氏が著したビジネス書「『あとでやろう』と考えて『いつまでも』しない人へ――『のろま』でなくなる仕事術」が人気となっています。この本では、仕事が予定通り終わらない人を「のろま」と定義しています。

 前回「仕事の現場にいる「のろま」な人たちを変える方法」では、本書に記載されているのろまからの脱却方法を紹介しました。今回は、ビジネスの現場で「のろま」を生み出してしまいがちな習慣を取り上げ、「のろま」を生み出さない具体的な対策を紹介します。

 

残業する従業員を「よく働いている」と評価してはいけない

 「のろま」を生み出してしまう組織の特徴のひとつに、仕事のリミットが明確でない点があります。納期を明確にせず、あいまいなまま仕事をしてしまう職場では、のろまを生みやすくなり、時間に対するルーズさが蔓延する恐れがあります。たとえば、残業時間が長い従業員を「よく働いている」と評価する会社も、その一例となります。

 職場でのろまを生まないためには、「時間厳守のルールをつくる」ことが大切です。締め切りを設けないと、人は時間が無限にあるという錯覚を起こしがちです。和田氏も「時間厳守の習慣づけによって、ほとんどののろまは解決する。締め切りを設けて守らせることが、のろま防止の大原則」と説明します。

 仕事に締め切りを設けることで、時間あたりの成果が確認できます。たとえその成果が、かけた時間に対して物足りなかったとしても、どこが足りなかったのか、何が原因で仕事が遅くなったのか、自身や周囲の人が確認することで、改善が可能になります。

 

「完全主義」がのろまを生む

 職場で「のろま」を生んでしまう要因としては、このほかに「気にしすぎること」もあります。… 続きを読む

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翁長 潤

翁長 潤

フリーライター

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、主にIT・金融分野などで執筆している。

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