夏本番 猛暑にどう対応するか

業務中に迫る死の危険 熱中症から身を守るには

2017.07.14 Fri連載バックナンバー

 気象庁が発表した、7月から9月までの天候の見通しによれば、今年の夏は全国的な猛暑になることが予想されています。そこで心配されるのが、熱中症患者の増加です。毎年多くの人が、熱中症で救急搬送され、死亡してしまう例があとを絶ちません。

 熱中症は、外出時に発生するものとは限らず、室内で過ごしている人のほうが、熱中症になりやすいという調査結果が出ています(厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)」)。オフィス内でも注意しなければならないことがたくさんあります。

 そこで、総務省消防庁の熱中症患者データや、環境省が運営する熱中症予防サイトなどを参考に、仕事中でも注意しておきたい、熱中症になる原因や対策を紹介します。

 

すでに昨年越え!2017年は熱中症患者が多い

 2017年は2016年に比べ、熱中症による緊急搬送者が多い傾向にあります。総務省消防庁のデータでは今年5月1日~7月2日に緊急搬送された熱中症患者の数は7,993人(速報値)です。昨年の同時期は7,745人ですから、昨年の緊急搬送者数をすでに上回っています。

 熱中症が本格的に猛威を振るうのは、毎年梅雨が明けてからで、救急搬送者数が急増します。昨年は、7月4日~10日までの1週間で4,891人、8月1日~21日にいたっては毎週5,500人以上が、熱中症で救急搬送されています。日本気象協会は13日に九州南部で梅雨が開けたと発表していることから、熱中症による救急搬送はこれから急増する可能性が高いといえます。

 では、なぜ熱中症はこの時期に起こりやすいのでしょうか。そのヒントは、人間の熱に対する体のメカニズムにあります。

 

熱中症の原因と症状、そして意外な発生場所

 人間の体温は、… 続きを読む

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高田 樫央

高田 樫央

フリーライター

製造業を中心に通訳・翻訳業に従事した後、フリーライターに転身。IT・セキュリティソリューション関連情報を中心に執筆。Webマーケティングに精通している。

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