今宵行きたい、名物女将のもてなす店(第8回)

【新橋】路地裏に、美人母娘の営む小料理屋あり

2016.03.29 Tue連載バックナンバー

艶っぽくかつ凜々しい、たすき掛け姿に心が騒ぐ

 新橋の繁華街の大通りを曲がってすぐ、濃茶の格子と白いのれん、そしてつり下げられた杉玉が目に飛び込んでくる。この店が「酒どころ 海美(あみ)」だ。

 店に立つのは、料理担当の久恵さんと、お酒担当の海美さん。ふたりは、母娘で店を営んでいる。あでやかな和服にきりりとたすきを掛け、カウンター内でくるくる立ち働き、料理をしながら、酒を注ぎながら、常連客と朗らかに語る。

 カウンター上には、ポテトサラダ、栃尾のあぶらげ、トマトサラダなどのおばんざいがならぶ。その料理の旨さと女将二人の人柄に惹かれ、夜な夜なビジネスマンが集う。

 

一度入ってみたいと思わせる佇まい

 開店は2013年11月、オープンしてから2年以上経つ「海美」だが、今では予約がひっきりなしに入り、来店を断らざるを得ないこともしばしばだ。

 そんな人気店を切り盛りする2人の前職は、会社員だ。元々、自宅で料理を教えたりするほど料理が得意だった久恵さんが「このまま会社員として勤め上げて終わりでいいのだろうか」と一念発起。小料理屋を営むことを決意したという。それに伴い、日本酒好きで、出張先などでさまざまな日本酒を味わった娘の海美さんを誘った。… 続きを読む

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松岡 芙佐江

松岡 芙佐江

フードライター

フードライター歴12年。グルメ雑誌編集部勤務を経て独立し、フリーランスに。居酒屋からフレンチ、イタリアンまで、店舗紹介記事や食べ歩きルポを執筆。企業誌で、スイーツのレシピ記事なども担当している。

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