北陸新幹線・各駅停車の旅(第2回)

富山駅/巨大ダムに世界一美しいスタバもある水の都

2015.04.24 Fri連載バックナンバー

 今春、北陸新幹線の金沢・富山~東京間が開業、北陸がぐっと身近になりました。注目が集まる金沢の他にも、その沿線には魅力あるスポットがたくさんあります。

 北陸新幹線各駅の歩き方を紹介する連載第2回目では、富山駅をベースに富山市街地の見どころと、標高3,000m級の山々を横断する立山黒部アルペンルートへの旅を取り上げます。

 

江戸時代からの歴史と伝統に彩られた富山市に注目

 東京から最速2時間8分という短時間でのアプローチが可能となった富山駅。北陸新幹線開業により、金沢とともに大きな恩恵を受けたエリアといえます。

 富山県といえば、世界遺産の五箇山(ごかやま)やダムで有名な黒部峡谷魚津氷見などが人気の観光地でしたが、最近は富山市街にも注目が集まっています。

 富山市のはじまりは戦国時代に富山城が築かれ、城下町が発展したことによります。そして、越中平定を目的に織田信長配下の佐々成政(さっさなりまさ)が入城し、一向一揆や、上杉謙信との戦いの拠点となりました。

 江戸時代に入ると3代加賀藩主・前田利常の子、利次(としつぐ)が10万石を分与されたことにより、富山藩が成立しました。富山藩では産業として製薬を奨励したため薬の製造と販売が発展、さらに北前船などの日本海航路の拠点となりました。

 富山市には富山城や薬にちなんだ見どころが点在。さらに北前船で栄えた岩瀬など、江戸時代の歴史と伝統に関するスポットが数多く残されています。1日かけてゆっくりと、散歩気分でめぐってみましょう。

 

城下町&薬都で栄えた街をゆったり楽しむ

 富山市内観光のスタートは、富山駅から徒歩9分ほど駅北にある「富岩運河環水公園(ふがんうんが・かんすいこうえん)」から。富山市は神通川(じんずうがわ)や松川などに囲まれた水の街。この公園は富岩運河を活かし、水辺空間を大切に整備された親水公園です。旧舟だまりを利用した空間を中心に、両岸には遊歩道や芝生のスロープが配置されます。

 公園のシンボル、天門橋の両端にはエレベーターを備えた展望塔があります。晴天の日には、立山連峰(たてやまれんぽう)の雄大な眺めを望むことができます。… 続きを読む

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高野 晃彰/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

高野 晃彰/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

ベストフィールズ代表

大手アパレルで店舗開発を担当、その後、専門誌系出版社で企画編集を中心に勤務、退社後、編集プロダクション「ベストフィールズ」とデザインワークス「デザインスタジオタカノ」を立ち上げる。旅行・歴史・フード・ペット・マリンスポーツなどのエンタメ系から経済、ファッションまで幅広い分野での書籍・雑誌・ムック・商業制作物の執筆、編集、撮影、制作を行なっている。

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