自動車業界の最新トレンドを追う(第3回)

人気沸騰のクリーンディーゼル車「CX-3」に迫る

2015.04.20 Mon連載バックナンバー

 マツダCX-3は新型の詳細が発表される以前の、すでに1月初旬から予約を受け付けていた。

 その新型は2月27日の正式発売から3週間で受注台数1万台を突破。クリーンディーゼル車、人気沸騰か?

 マツダが昨秋のロサンゼルスオートショーでワールドプレミアし、2015年の年明け早々に東京オートサロンで国内初お披露目、2月27日に正式発売した新型クロスオーバーSUV「CX-3」。このセグメントはグローバルな自動車マーケットで今、もっとも活気あるカテゴリーだ。

 日本国内では「マツダCX-3」を全国のマツダ系全チャネルを通じて販売している。価格は消費税込みで237.6万円~302.4万円、月間計画販売台数は3,000台を見込んでいる。

 このクルマはマツダの「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)/Soul of Motion」を全面的に採用した、新世代マツダ車の第5弾となる商品である。

 

全高を抑えて都心部での使い勝手を高めた

 プラットフォームは同社のコンパクトハッチバック車「デミオ」と共通で、2570mmのホイールベースも同じだが、前後トレッド(左右タイヤの中心間の距離)はデミオの前/後:1495/1480mmから1525/1520mmへと拡大。

 ボディ寸法は全長×全幅4275×1765mmとデミオよりひとまわり大きい。しかし、全高は日本国内、なかでも都市部での利便性を考慮し、一般的な機械式立体駐車場に入庫できる1550mmに抑えた。

 この全高は都会派SUVとして、CX-3の行動範囲を広げる大きなファクターとなる。兄貴分にあたるCX-5のボディ寸法は全長×全幅×全高4540×1840×1705mmなので、住宅街の狭い道でも取り回し性が良さそうなコンパクトなクルマに仕上がっている。

 新型は、上質かつスタイリッシュなデザイン、あらゆる場面での使いやすさを追求したサイズとパッケージングを兼備する。また、素直に運転が楽しいと感じられる走行性能を高次元で融合したモデルだ。

 最新のマツダ車に共通するスタイリッシュなプロポーションを実現しながら、次世代スタンダードを目指してパッケージングを追求。前席は見晴らしのよさや乗降性を考慮しつつ最適な着座位置を設定し、後席の着座位置は前席より高くして閉塞感を排除した。荷室は定員乗車時で350リッター(DIN方式、サブトランク含む)の容量を確保している。

 

クリーンディーゼル専用車で、全車にMTとATを揃える

 新型CX-3は、マツダが誇るクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D1.5」専用車となった。ディーゼルエンジンだけを搭載する乗用車は、これまで日本国内で例のない思い切った設定で、これもCX-3の大きな特徴だ。… 続きを読む

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吉田 恒道

吉田 恒道

フリージャーナリスト&エディター

大学卒業後、世界のモード界を取材するファッション誌編集部でキャリアをスタート。自動車専門誌副編集長、男性ライフスタイル誌の編集長を複数務めた後、独立。フリーランスのジャーナリスト&エディターとして活動。近著に『シングルモルトの愉しみ方』(学習研究社)があり、2015年3月に電子書籍としても発売される。

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