読むウイスキー~ウイスキーを味わうためのコラム(第2回)

ウイスキー本来の味を引き出すトワイスアップとは?

2015.02.28 Sat連載バックナンバー

 朝の連続テレビ小説「マッサン」で注目を集めるスコッチウィスキー。飲み方にはさまざまなパターンがありますが、ウィスキー本来の味を楽しむのであれば、水とウィスキーをキッチリ1:1で割る「トワイスアップ」がオススメです。美味しさを上手に引き出すトワイスアップは、ぜひ覚えておきたいスタンダードな飲み方のスタイルです。

 今回は数あるウィスキーの割り方の中から、トワイスアップに絞って紹介します。

 

本来の美味しさを引き出す魔法のトワイスアップ

 「トワイスアップ」とは、グラスに入ったウィスキーの分量と同量の水で2倍にする水割りのこと。この単純なアクションをするだけで、ウィスキーが一段と美味しくなります。実は、グラスに注いだストレートの状態から立ち上がるウィスキーの香りは、アルコールの香りだけが強くなり過ぎるので、本来のウィスキーのものではありません。そこで、水を足すことでアルコールの香りを抑え、本来の香りを楽しむことができるのです。

 また、ウィスキーの場合、アルコール度数20前後で香味が最もバランスよく出ますので、40度のウィスキーを2倍に希釈することができるトワイスアップは、理にかなっていると言えるでしょう。ウィスキーの本来の香味を確認するテイスティングにトワイスアップが用いられるのは、そのためです。

 人の味覚は、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つのみで成り立っています。そこで大切になってくるのが香りによる嗅覚。トワイスアップによって引き出されたよい香りが、ウィスキーの味わいを何倍にも輝かせます。香りが味わいの創造性を掻き立て、無限のイマジネーションが生まれるのです。ウィスキーの中での重要な役割を果たす“トワイスアップの香り”はとても重要なのです。

 

蒸溜所と同じ常温・天然の軟水が相性抜群… 続きを読む

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堀籠 しゅん

堀籠 しゅん

フリーライター

流行通信勤務後、フリーランスとなりマガジンハウス、集英社、講談社などで編集・執筆を担当。航空会社情報誌、企業PR誌で国内外を回る。『シングルモルトファン』、『シングルモルトファン2』(共にコスミック出版)の編集・執筆を行う。近著は『宮城の法則』(リンダパブリッシャーズ)。メンズファッション、グルメ、ホビー、トラベルが得意ジャンルで、書籍やWEBにて活動中。

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