人気沸騰! テニスの見方、始め方(第1回)

錦織選手のスゴさとは? テニスをより楽しむ観戦術

2014.12.10 Wed連載バックナンバー

 11月に行われたテニスの世界大会「ATPワールドツアー・ファイナル」で、準決勝まで進出した錦織圭選手。彼の活躍で初めてテニスに興味を持ったという方も多いでしょう。今回はそんな初心者の方でも観戦やプレーが楽しめるよう、テニスの「見方」と「始め方」について、全2回に渡ってお送りします。

 初回は「観戦のツボ」を解説していきます。錦織選手はなぜ勝利を逃がしたのか……サーブの重要性や心の揺れなど、いろいろな要素があったかと思われますが、その理由が分かるよう、観戦のポイントを解説します。

 

基本のルールと4大大会

 テニスのルールはそれほど難しくありません。互いにボールを打ち合い、相手のコートにボールを打ち返せなくなった時にポイントが入ります。A選手が打ったボールをB選手が打ち返せなくなった時、A選手にポイントが加算されます。

 このポイントを先に4つ先取した方に「ゲーム」が与えられます。そしてゲームを先に6つ取得すると、今度は「セット」が与えられます。

 最終的な勝ち負けは、総セット数の過半数できまります。たとえば5セットマッチなら3セット、3セットマッチなら2セットを先に取ることで決まります。錦織圭選手が惜しくも準決勝で敗退したATPワールドツアー・ファイナルは3セットマッチなので、第1セットと第3セットを取ったジョコビッチ選手(セルビア)の勝ちとなりました。

 なお、ゲーム数が6対6になった場合は、ほとんどの大会で「タイブレーク」と呼ばれる7ポイント先取のゲームを行うことにより、セットの勝敗を決めます。

 テニスの大会は世界で一年中開催されていますが、中でも最も権威があるのが、ゴルフと同様に、グランドスラムと呼ばれる大会です。全豪、全仏、全英、全米の4つがそれ。それぞれコートの表面が違い、全豪と全米は人工のハードコート、全仏はクレーコート(赤土)、全英はグラス(芝生)です。

 コート表面の違いは、ボールの速度に影響します。クレーコートが一番遅く、その次がハードコート、一番速いのがグラスコートです。錦織選手はランキング上位の外国人選手に比べると小柄で、サービスの速度も遅いため、「優勝できる可能性が最も高いのは、クレーコートの全仏では?」というのが一般的な見方です。

 ちなみに、錦織選手を教えるマイケル・チャンコーチは、中国系の米国人なので、人種的にはアジア系。身長も175センチと小柄でしたが、17歳3か月という若さで全仏で優勝しています。

 

注目はサービスゲームの重要性

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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